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内容説明
信頼と安心の仕組みをつくれば、部下は自然と動き出す。
コロナで「職場」のあり方が変わる今こそ読みたい実践手法!
「社員が受け身体質で困る」
「いつも部下が指示待ちで、動いてくれない」──
経営者、マネジャーの多くが、こんな悩みを抱えている。
その理由はなぜか。
リクルートグループで企業内のコミュニケーションについてのコンサルティングに長年当たってきた桐岡隆澄氏と、
「幸福学」で人気の慶應大学・前野教授がその解消法を解説する。
本書は、受け身の原因を部下に求め、
上から目線で無理に改善する方法を紹介するものではない。
職場の心理的安全性を高め、信頼できる関係をつくることで、
働く人々に「幸福感」をもたらし、自発的な行動を引き出す。
ともすればブラックになりかねない職場を変えた実践例を使いながら具体的に解き明かす。
目次
第1章 五つの信頼と兆し展開アプローチ
第2章 会社への信頼を高める――受け身体質改善の方法1
第3章 他の四つの信頼を高める――受け身体質改善の方法2
第4章 受け身体質改善の方法はなぜ効果があるのか
第5章 仕事の意味・価値、仕事姿勢・行動原則、自信について
第6章 二つの事例から成功体験をみる
対談 前野隆司×桐岡隆澄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
3
ビジネスにおける信頼が、「期待値が不確定なことに対してのリスクテイクの投資である」という考え方は、もっと世間に浸透していってほしい。信頼関係は相互に成立する必要があるが、人生の時間の大部分を会社に提供する被雇用者と、失ってせいぜい機会と金銭であるだけの雇用者とでは、リスクの質が非対称だ。受け身体質の社員は、会社の信頼度に値する(と思う)範囲でしか期待に応えない、ある意味合理的な人間なのかもしれない。そのことを踏まえて考えれば、自身の会社に受け身な社員がいてしまう責任の大部分は、他ならぬ経営者自身にある。2022/09/13
ブー太郎
1
これまでこの手の本はたくさん読みました。怒ったり、褒めたりが多いのですが、どれもいまひとつしっくりいきませんでした。しかし、この本は書かれていることが悉く腹落ちしました。そして、自分のやってきたことは、概ね外れてなかったことがわかりました。もちろん、微修正はありますが、納得感が有りるので取り組みやすいと思います。組織運営の参考書として、いつでも見れるように手元に置いておきたいと思います。2021/08/03
はな
1
受け身社員を何とかしたく、手に取った一冊。手法は理解、共感できた。しかし、現実には達成できるイメージがつかない。最後の対談にて、成人の発達段階を読み指導に行き詰まっている要素がみえてきた。頭の中を整理することができた。育成は手間がとにかくかかる。私は育成が本来の仕事ではない。関係性は単純ではない。時間の使い方が勝負だ。2021/03/07