内容説明
芸能界随一の勉強家・武田鉄矢さんによるエッセイ集。
50歳にして知ったかぶりをすることはやめ「判らぬこと」を大学ノートに書き出しはじめた武田さん。
そのノートには、子供時代に疑問に思った「分数の割り算」からはじまり、
司馬遼太郎、高倉健との交友、なかにし礼、吉田拓郎の歌詞論まで。
歌手、俳優と幅広く活躍する著者による書き下ろし学問論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
7a
8
同じことを繰り返すようで内容はくどく、好まれる書物や趣味も偏りがあり、幅のある内容ではなかったものの、その分余計な編集をしていない武田さん本人の本当の言葉なのだな、と信じられる。武田さんの口語体で綴られる文章はあの穏やか且つ熱意ある声で語りかけられているよう。「ふたりが同じところで間違ったというのも愛と呼べるのではないか」という記述が心に残った。長年連れ添う二人は価値観の相違など当たり前でそれを見ないふり(許すことが)できるのが愛なんだろうな。2021/02/17
みみりん
4
ラジオ深夜便のトークで興味を持って読んだ。なかにし礼の詞の言葉に込める思いを戦争中の壮絶な少年時代の体験から生まれたものだと紹介している。尊敬している司馬遼太郎、内田樹の著書の中から著者が心に刻んでいる文章を多く引用。2021/02/20
バナナチョコ
1
私が読む本ではないかもしれないが、日本の日本人として大切にしなければいけないことが見えてくる。 国を憂うなら小さい力でも希望を抱け。もう戦争を知る、パワーのある世代はいなくなるぞ。2021/01/01
ホッティ
0
今日はもう1冊、武田鉄矢さん「老いと学びの極意 団塊世代の人生ノート」文春新書を読了。 これは「金八先生」「刑事物語」で有名な武田さんの書籍です。 エッセイをまとめた印象です。内容は武田さんの人生の縮図をいう感じの話になっています。 但し、40歳以下の人達は内容を理解できないかもしれません。逆に50歳以上の方は、頷ける内容で共感ができると思います。 武田さんをあまり知らない方は、ウキペディアを見てから読むことをお勧めします。私は新しい発見がありましたよ。 最近のコロナ禍の内容も含まれていました。2021/08/11
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
読書案内。体験案内。そう解釈するのかと、あらたな視点がみえてくる。ここに紹介している本を読んでから、また読んでみよう2021/07/07