内容説明
『UFO事件クロニクル』、『UMA事件クロニクル』につづく、シリーズ第三弾!
本来見えないはずのものが見えてしまう「透視」、未来の出来事を見事に言い当てる「予言」、そこにないはずのものを出現させる「アポーツ」……。
この世には、その正体は科学的に解明されていないものの、常識を超えた能力を持つとされる者たちがいる。はたしてその能力は、本物なのか。本当に、超能力は存在するのか。
「謎解き超常現象」シリーズでお馴染みのASIOSが古今東西の有名能力者を徹底検証。超能力の真実に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
56
16世紀のノストラダムスから今日まで、年代順に人物ごとにスポットをあてる「超能力」通史。素朴な超能力の存在への期待は、「能力者」自身によって次々に裏切られる。それでも顕著な超常現象の演示や、「あった」とする言説は、今日まで続く。これは受け入れてしまう側の態度の問題だろう。現在の超心理学は、厳密な条件の元、データを解析してはじめて統計的に有意な結果が出る地味なものだが、それでも既存の科学に一考を迫るはず。過去の派手な「実験」の歴史は、方法論の吟味が最重要だと教えてくれる。もちろん懐疑的態度は不可欠である。2020/10/29
こばまり
49
毎度のことながら、肝心な時の福来友吉博士のウッカリ具合に何故との思いを抱く。巻末索引に元マジシャン、ジェームズ・ランディの記載あり。オカルト商法を批判し続けた氏について俄然興味湧く。TEDが公開されているのでさっそく観てみよう。2021/12/31
oldman獺祭魚翁
39
この不気味でド派手な文字で「超能力」と表紙に書かれた本を病院のベッドで読み耽る僕、傍から見たら完全なビリーバーですwww ASIOSのクロニクルシリーズ第3弾です。懐疑主義者としては非常に興味深く面白い本。今までインプットされた多くの情報を更新できるし、知らなかった人物の知識も得られるという本。自称、他称を問わない31名余りの超能力者(プラス馬1頭)の詳細が検証されている。2021/04/26
くさてる
18
1940年代から2000年代まで、世間を騒がせた〝超能力者〟たちを紹介し、客観的にその能力を検証した事実を解説した内容。知っている名前も多く、楽しめました。ユリ・ゲラーをはじめとするスプーン曲げや宗教絡みの超能力者のうさん臭さをはじめとして、ずっと同じことを言い続ければいつかは当たる予言者などの怪しさは面白いものであるけれど、これに入れ込んで金銭的な被害を受けた人もいるはずかと思うと、笑い事じゃないよなあ……と思います。なんとなく知っているあの人の実態はこれだったの?という事実もあるかも。おすすめです。2021/02/06
qoop
7
日本で言及されることの多い19世期以降の超能力者/事件を検証。個人的には、21世紀になってから俎上に上がった人物を追いかけていなかったので面白く読んだ。ネットの普及後であっても不確かな情報が精査なく話題になるのは、数々のデマと同じ構図なのだな、と。大きく言えば人間の〈信じたいものを信じる〉性向が分かり易い形で表示されるテーマとして、パラノーマル現象はこれからも興味深くあり続けるのだと再確認できた。2021/07/18
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