キュロテ・ドゥ 世界を変えた15人のスゴい女たち

著者名：ペネロープ・バジュー【著】/関澄かおる【訳】

DU BOOKS（2020/11発売）

• ISBN：9784866471198

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

アメリカで最も名誉な漫画賞2019年アイズナー賞優秀作品賞に輝いた、女性偉人伝コミック第2弾。
空気を読むなんてくそくらえ。
“向こう見ず”で“図々しく”、
我が道を開拓した偉大なる女性たちの物語、再び!

● contents ●

テンプル・グランディン
家畜の飼育方法を革新した自閉症の動物学者

ソニータ・アリザデ
故郷の児童婚根絶を訴えるアフガニスタン出身の若きラッパー

シェリル・ブリッジ
世界初、2時間50分の壁を破ったマラソンランナー

テレーズ・クレール
“おばあちゃん” の楽園を作ったフェミニズム運動家

ベティ・デイヴィス
音楽に革新をもたらしたシンガーソングライター

ネリー・ブライ
精神病院に刑務所などあらゆる場所に潜入取材した女性ジャーナリスト

プーラン・デーヴィー
哀しく悲惨な過去を持つ、盗賊の女頭領から転身した女性政治家

シャッグス
史上最悪との呼び声高い、姉妹で結成された女性ロックバンド

カティア・クラフト
「いつ死んでも構わない」夫とともに研究に身を投じた火山学者

ジェスリン・ラダック
内部告発者を守る正義の味方

ヘディ・ラマー
女優として成功しながらも、実はモノ作りが大好きな発明家

ナジーク・アル=アビード
良家出身にもかかわらず弱者のために戦った活動家

フランシス・グレスナー・リー
裁縫と刺繍で、法医学の母となった犯罪ジオラマ作家

メイ・ジェミソン
天才的な頭脳を持つ黒人女性初の宇宙飛行士

ペギー・グッゲンハイム
身も心も芸術に捧げた現代美術コレクター

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

新着図書。自閉症でありながら世界中で（芝浦の屠畜場もたしかそう）採用されたデザインを確立させたグランディン、盗賊から政治家になった闘士プーランら、自分も知っている人から、まったく聞いたこともなかった女性まで15人がフィーチャーされているフランス人イラストレーターによるコミックです。もっともっと知りたい！という女性がたくさん登場してワクワクしました。

2021/02/08

[ズー]

いやはや今回も最高でした。とはいえ、これは2作目なんだけど、好評だったから2につながったわけで、1のが書き込みも多いし、すごい人のスケールが違ったけれど、それでも2もよかった。ほとんど知らなかった偉人ばかり。ストーリーの後の見開きにドーンと出るイラストがこれまた毎回好き。3もあったらいいなぁ。ほんとこんなパワフルな女性の話を読むとパワーをもらえて、心が震える。

2020/12/21

[ヘジン]

フランスのバンド・デシネ。絵がめっちゃかわいくて色味がキレイでファンキー。わかりやすい。面白い。1864年生まれの潜入ジャーナリストから1996年生まれのラッパーまで、各国のスゴい人達 15人のうち、自分が知っていたのは1人（それも名前だけ）。みんなこんなにスゴいのに！　シャッグス聴いてみたらぶっ飛んでいて抱腹絶倒。翻訳出版はディスクユニオンの出版部門のDU BOOKS。音楽関連以外の書籍もなかなか興味深い、いい感じのラインナップ。

2022/07/27

[ちゃいみー]

男性が優位な社会においての女性として、また、住んでる国の社会におけるマイノリティとして、自分を貫き、勇気を持って問題提起し痛快なまでに世界を変えていく女たちのパワーを感じた一冊。軽やかに、鮮やかに、やってのけてしまう女性もいれば、悲惨なまでに女性が理不尽な目に遭う国に生まれ、それでも負けずに戦い抜く女性もいて、読んでいて力が湧いてくるようだった。アメリカ、ヨーロッパ、中東、インドなど、様々な国の女性を取り上げている。視野が広がりそうな一冊。絵もカラフルで良い。

2022/03/14

[ろこん。]

凄かった。どんな酷い環境であっても諦めず腐らす、今に見てろよと立ち上がる情熱に引き込まれる。なぜこんなに女の立場が弱いのか。男の好きにしていい、金の代わりになる物として扱われるのか。今自分がいる環境がどれだけ恵まれているのか思い知る。生きにくさをバネにして立ち上がる女の姿に勇気をもらえる本。

2021/01/24