- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
将軍のブレーンから新政府の官僚、そして実業家へ
2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」、そして2024年発行予定の新紙幣に登場する渋沢栄一。「日本資本主義の父」と呼ばれる彼は、幕末の1840年、武蔵野国血洗島(埼玉県深谷市)の豪農に生まれた。尊王攘夷の倒幕運動を企てたこともあったが、最後の将軍・徳川慶喜に仕えることに。慶喜の弟・昭武に従ってパリ万博使節団として渡欧。帰国すると幕府はなくなっており、慶喜の隠居に伴って静岡へ移る。ここで興した株式会社が大隈重信の目に留まって明治政府の官僚となった。のち実業家に転身。生涯500余りの会社を興し、近代日本の経済の基礎をつくったダイナミックな人生を描く。
<伝記 小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaorin
6
娘の本棚より拝借し読了。 巻末の年表を見て、帝国ホテル、帝国劇場を創立させた事を知る。この辺りの創立に至る経緯も知りたくなった。2021/07/15
市井吉平
5
小学生の娘に読める本をと思って買っていたもの。大河ドラマ撮り溜めていたものも中盤までいっていたので、それも手伝って気軽に読めた。農民から幕臣に。フランスに。その間明治維新。帰国後ほどなく明治政府の一員に。そして民間で多くの企業の設立に携わるー本当に波瀾万丈である。前半生で内容の3分の2以上。民間での活躍はかなり駆け足である。「小学中級から」とあるけど、小学生中学年、高学年だったらどう読むのかな。少し歴史の知識があったほうが面白いかも知れない。2022/02/06
逍遥遊
5
32-05-20210922 この本、大河ドラマのネタ本?っていうくらいに同じストーリー。当たり前か。伝記としてなら十分伝わったと思う。2021/09/22
たつや
3
図書館で見つけ、衝動借り。イメージは明治大正の実業家。読んでびっくり江戸時代生まれの人でしたか。徳川慶喜とも大いに関わり、昭和迄生きていたという事も驚く。そして、「論語」が読みたくなった。2021/10/13
タバサ
2
恥ずかしながら歴史に疎い私は、新札の顔となる渋沢栄一が何をした人か、この本で初めて知りました。商人の息子が、商人に戻るなんて良くできた話ですが、他業の経験を経て、それを糧として発展させていった志は見事ですね。行動の基本は論語であり、知識と行動を一致させて成功しています。それにしても、実力や知識のある人を嫉妬して失脚させようとする輩は、いつの時代にもいるもの。しかし本物はちゃんと生き残り人望も得るものですね。ざっくりと渋沢栄一を知った気になれました^ ^大人だから普通の伝記も読んでおこう。2021/07/04