ヤクザと過激派が棲む街

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ヤクザと過激派が棲む街

  • 著者名:牧村康正【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 特価 ¥1,270(本体¥1,155)
  • 講談社(2020/11発売)
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  • ISBN:9784065216750

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内容説明

かわぐちかいじ氏激賞!
「浅間山荘事件以後、新左翼過激派はどうなったのか、
何と山谷でヤクザと激突していた。
革命か抗争か、これは共に暴力を肯定したもの同士が
存在を懸けて渡り合った血の記録だ。
読まずにはいられない」


戦後復興にまい進する東京の片隅で、高度成長を支えた日雇い労働者たちが集まった山谷のドヤ街。一億総中流化社会からふるい落とされた、消したい過去を持つ無宿人たちがやけっぱちの賑わいに片時の安息を観抱いていたこの街は、およそ40年前、いまやともに絶滅危惧種となった「ヤクザ」と「過激派」の抗争による殺戮の場と化した。

なぜヤクザと過激派はこの街で全面衝突を余儀なくされたのか?
日雇い労働者たちのオアシスはなぜ衰退したのか?
ヤクザに存在意義はあるのか?
左翼活動家に大義はあったのか?

繁栄から取り残された労働者たちと、時代から見捨てられた過激派、欲望に取り憑かれた暴力団、さらには警察権力を交えたヤケクソの暴力がほとばしる、戦後史に埋もれた「日本社会の歪」が激しく暴発するピカレスク・ノンフィクション!

序章
革命か抗争か
第一章
現場闘争
第二章
暴力手配師を撃て
第三章
ドヤ主と活動家
第四章
過激なる者たち
第五章
いいかげんな男
第六章
左翼・右翼・ヤクザ
第七章
金町戦 皇誠会登場
第八章
金町戦 互助組合の策謀
第九章
金町戦 撮影現場の悲劇
第十章
金町戦 襲い来る銃弾
第十一章
戦線離脱
第十二章
映画と民間権力
第十三章
山口組國粋会
第十四章
それぞれの戦後
終章
北帰

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

118
昭和の終わり頃、東京の山谷ドヤ街を舞台に ヤクザと過激派が闘った日々を描いた作品である。連合赤軍事件以降、過激派はどこに行ったのか…ヤクザと過激派の攻防が激しい。 暴力を肯定した者たちの闘いは 一体何だったのか…何か 遠くなった日々を描いた ノンフィクションだった。 2021/10/07

ばんだねいっぺい

30
タイトルは、激しいが中身は冷静。 伝説の「金町戦」について語られていく。両者を「農耕民」と「遊牧民」と見るのは、腑に落ちた。何が正しいことなのかと倫理観が揺れた。暴力よりもテクノロジーの発達の方が強かったのかな。2021/08/29

Masakazu Fujino

11
1980年代の山谷での金町一家と山谷争議団の抗争を描いたルポ的作品。どちらかに肩入れするのではなく、山谷の労働者に必要なものとして両者は存在していたことが描かれている。2021/01/05

冬佳彰

10
面白かった。俺が手を出していないせいかもしれないが、久々に硬派なルポルタージュを読んだ気がする。ドヤ街を舞台にした、シノギを守ろうとするヤクザと、労働争議を行う過激派の攻防を書いた本だ。単純にシロクロと言えない環境と状況、まあいちばんズルかったのは役所や警察だろうな、ここでは。しかしそれも、落とし所のなかった攻防の中での公務員的対応だったのかもしれないが。平成とか令和とかに、まったくリアリティを感じない俺には、懐かしいような本だった。2021/02/26

チェアー

6
ヤクザと新左翼(労組)との抗争を見て見ぬふりをした警察(どちらかと言うとヤクザに肩入れしていた)。その構図を維持したまま、寄せ場は高齢化と失業でかつての雑然とした街ではなくなった。寄せ場は一種の聖域だった。だれもが逃げ込め、だれも素性を問わない。そこに得体の知れぬエネルギーが渦巻いていたのだ。もう寄せ場のエネルギーは復活することはないのだろうか。2021/02/08

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