内容説明
人の名前がとっさに出てこない、会話の中で「あれ」「それ」が増えた、「めんどうくさい」と感じることが多くなった……それ、年のせいでなく、「認知症グレーゾーン」かもしれません!? 約20年かけて徐々に脳に変化が起こって発症する認知症。認知症になってしまったら治らないが、認知症グレーゾーンのうちに気づき、対応すれば、未然に防ぐこともできる。新型コロナによる外出自粛で認知症が急増する中、認知症予防の第一人者が教える最新脳医学からのヒント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiace9000
126
新書版ならではの、なかなかの衝撃エピソードてんこ盛りで「認知症グレーゾーン」…いわゆる認知症予備軍に属する中高年サラリーマン世代を直撃し震撼せしむるに十分な内容です。当該世代には、認知症あるいは認知症ダークグレー世代の親が存命の方も多くあるでしょうから、記載される事例や内容には切実なまでの同感と共感、既視感と実体験が満ち満ちておるわけであります。それら「そうそう、そうなのよ」の裏づけや原因の記述は、震撼から一転、安心と納得を与えてくれます。健康寿命を延ばすためにも、今からできることはやらねば!なのです。2024/05/22
あすなろ
94
認知症はその発症から数える事20年前に進行し始める、という数年前の衝撃的報道があり、母親の家系の方にそれが多い事に恐れを持っている僕。読友さんの読まれた本書を読んでみた。確かに50代から既に気をつけなければならないし、遺伝的要素もある様であるが、所謂ど忘れとはそれは違うとの事。その物事の付帯するエピソードや順序・手順をも忘れていた場合は注意。後は普段から生活習慣病には気をつけ、その為に好奇心旺盛にし、運動習慣を身につけ、睡眠も取り、歯もきちんと磨き歯周病に気を付ける事。食事・アルコールも気をつける事。2024/05/05
nyaoko
85
忘れっぽい、めんどくさがり、飽き性、そして隙あらば寝たい私。とは言え、今は仕事があって、家族がいるのでそんな事は言ってられない。でも、いつかはそんな忙しさからは離れる日が来る。はず。その時、生来のめんどくさがりが出て来たら、あっという間にグレーゾーンから認知症になるのかも…とちょっとだけ怖くなった。連続ドラマ、大河が見れなくなったらグレーゾーンかぁ!あと、褒める、褒められるって大事。うん、仕事でも家でもなるべく褒めよう&褒めてもらおう。そして、メモ魔。あとは、やっぱり運動だね…。2021/03/29
パフちゃん@かのん変更
34
めんどくさいが増えてきたら危険!生活習慣病がない。知的好奇心が強い。運動習慣がある人は大丈夫。新しいこと(仕事や趣味)にチャレンジする。運動習慣をつける。ウォーキングがおすすめ。エレベーターより階段を使う。つま先立ち(つかまってもいい)して天井を見上げて3つ数えるてかかとを下ろす(10回)睡眠は重要。睡眠中にアミロイドβが脳から捨てられる。赤ワインのポリフェノールがいい。メモを取る。愛され感謝され必要とされる人に!2022/10/07
harupon
27
物忘れが多いけど、この本読んでまだ大丈夫かなと思った。連続テレビドラマ、見てる見てる。めんどくさいが増えたけど自分がやらなきゃ誰もしないので結局「やる」。なによりこの読メにレビューを書き込むことがボケ防止。図書館返却期限までに書き込み返却するという追いまくられての作業。読書は楽しいので読まない日はない。すりすりトントンで前頭葉を活性化。迫ってくる認知症に抗ってやる。2022/10/11