角川学芸出版単行本<br> お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

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角川学芸出版単行本
お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

  • 著者名:井沢元彦【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2020/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005610

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内容説明

政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマが「お金(=経済)」。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことはない。和同開珎は脱・大中華のメッセージだった。日本は世界最大級の金・銀産出国だった。江戸幕府は「朱子学バカの経済オンチ政権」だった。渋沢栄一の『論語と算盤』は、不可能を可能にする天才的発想から生まれた――井沢史観で歴史のあらたな見方を提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

39
貨幣論かなと思って読んだ本がたまたま井沢の本でしたが、残念ながら本書は貨幣論ではありませんでした。貨幣発行を独立のシンボルとして、経済発展の歴史を今に続く成功として解釈しています。他の井沢本よりも難易度高めで、今まで知らなかった固有名が多く出てくるところはさすがに歴史の本でした。気になったのは、先入観を裏切って異なる見方を提示するのではなく、著者に期待されたパブリックイメージ通りに書かれている点です。実証主義的な議論とはまた別に、歴史の本と歴史学の本との違いがここにはあるなという気付きがありました。2021/11/29

rosetta

29
本人は超国家主義者でも右翼でもないと言うが今の時代この内容ならそうなのか。とにかく共産チャイナと韓国と朱子学が大嫌いな事はよく分かった。常々書かれているけど専門の歴史学者は文献、史料にないことはなかった事にしてしまう。当時の常識と作家の想像力から発想された新説は説得力ある。鉄砲の伝来は偶然ではなく硝石を売りたいが為のプロデュースだとは目から鱗。朱子学は商売を徹底的に見下していたからそれしか学ばない江戸時代の武士が凝り固まったのは悲劇であるとか。まあ幕府が生き残った方が良かったかどうかは別として。2021/02/27

いーたん

25
逆説の日本史シリーズで有名な井沢氏の本、初めて読みました。日本が実は世界に稀に見る金、銀の産出国だった時代があり、その世界的価値に気づいていれば、日本は大国になっていたかもしれない。江戸時代、長崎でオランダとのみ貿易していたのは、幕府には経済オンチの朱子学が蔓延していたから…など、知らないことがたくさん!もちろん、諸説あるのだろうが、何十年も前に学校で習ったことを鵜呑みにしてたらダメなのだなぁ。歴史とか常識とか、自分がステレオタイプで見ているかもしれないことを忘れないようにしよう。2021/01/11

セヱマ

8
こんなに面白い日本史の本、今まで読んだことない!誰かに話したくなるネタが満載。学者ではないが、だからこそ学者が言えないことも言える強み。 宗教と、世界史とをわからないと、日本のこともわからないのだと痛感。 仮名文字は仮の文字、奈良時代の大仏は世界最高水準のハイテク技術、戦国時代の寺社は油カルテル、邪教撲滅の大義はすなわち皆殺し、キリスト教以外は悪魔思想なキリスト教、儒教によれば商人はクズ、朱子学は歴史捏造的、江戸幕府は朱子学バカの経済オンチ政権、などなど。 逆説の日本史シリーズも読んでみよう。

hiyu

4
タイトルがイメージさせるよりその内容は辛辣な点を少なからず含んでいる。歴史そのものをまた違った形で見せてくれる。感情的にも思える部分もあるが、決して不快というものではない。2023/01/23

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