文芸社文庫NEO<br> 月曜日が、死んだ。

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文芸社文庫NEO
月曜日が、死んだ。

  • 著者名:新馬場新
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文芸社(2020/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784286221007

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内容説明

目覚しのアラームが鳴り、スマホの画面を確認した。そこに表示されていたのは「火曜日」の文字。おかしい、今日は月曜日のはず!! 飛び起きたナカガキがカレンダーを見ると、あるべきはずの曜日が消えていた。薄れていく月曜日の記憶、おかしな宗教団体、そして元カノの存在。死んでしまった月曜日の悲しみに気づき、元の世界を取り戻せるのか。第3回文芸社文庫NEO小説大賞大賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒瀬 木綿希(ゆうき)

115
多くの人に憂鬱をもたらす月曜日がこの世から消えた。だからといって美味しい話があるはずもなく、世界中は混乱に包まれる。仕方ねぇ、いっちょ救ったろうじゃねぇか。嫌よ嫌よも好きのうち、月曜日さんをよぉ! とまぁ、自分に酔っている一人称視点の文体が癖になるアラサー男子ナカガキがバカをする話です。最終的に神様とぶつかりながら愛を取り戻さんという大きなスケールに進展する物語でした。みんな、もうちょっと月曜日さんを大事にしような(。+・`ω・´)2021/04/17

(*'ω' *)@k_s

63
Kindle Unlimited~皆に忌み嫌われ、人々を憂鬱な気持ちにさせ、今までにたくさんの働く人の命を奪ってきた「月曜日」が…死んだ…Σ(゚д゚;)…ありとあらゆるシステムから月曜日は抹消され、それは人々の記憶の中からも少しずつ消去されていく~〈月曜日は殺されたのか?〉『俺たちで月曜日を救い出す!』5人のアラサー男達が立ち上がる。最初から最後まで、終始笑いを誘われ、疾走感のある作品でした(*´艸`)迫る敵、ラストに向けて一人ずつ仲間が身を呈して主人公を送り出すのですが、もう笑えてしょうがない(笑)2021/01/17

mihya

58
月曜日がなくなった世界。笑いを交えながらもちょっと哲学的なSFみたいな始まりだったが、最後はドタバタファンタジーって感じで終わった気がする。この笑いのセンスは好みなんだが…。 明日は月曜日。なくなってくれても良いよ。2023/04/30

なみ

18
ある日、カレンダーから月曜日が消え、世界中に混乱が巻き起こった。 サラリーマンのナカガキは、高校時代の友人たちと世界を救う英雄たちの集いを結成し、宗教団体や政府の役人たちとドタバタ劇を繰り広げていく。 軽妙な文章が、読んでいてとにかく楽しかったです。疾走感あふれる終盤の展開も好き。 愛すべき阿呆たちのテンポの良い会話は、ずっと見ていたくなるほどに面白く、大人になってもふざけ合える彼らのことを、とても羨ましく思いました。2023/01/09

きたさん

18
特に後半からはライト文芸というより直球ラノベのノリだなぁと感じながら読み進めたのだけれど、読み終わって振り返ると最終的に出雲に行っちゃうところや月曜日という概念を物理的に扱うところなど、森見登美彦に近いのかもしれない。2021/10/12

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