内容説明
働きながら、親の介護と幼い子どもの育児……全部、ひとりでできますか? 少子化と高齢化が加速する日本の大問題!40歳以上の約半数にとって身近なダブルケアは、気づかないうちに始まり、仕事、家庭に大きな影響を及ぼす。ダブルケア家庭の実態を中心に、今まで光を当てられてこなかった「ケア労働」のリアルをあきらかにし、官民の制度、試みなどから、救援策を考える希望に満ちた1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
7
自分がそうなったから興味深く読めた。ダブルケアという概念に落としこむことで仲間も作りやすくなりそう。2021/12/12
Go Extreme
1
ダブルケアのリアル:突然はじまる かたときも気を抜けないしんどさ ケア労働 年代別・地域別・性別 40歳以上・身近な問題 厳しいワークライフバランス ダブルケアをとりまく文学と制度:介護文学→ダブルケア文学 嫁介護 介護という社会問題 在宅福祉サービス 介護の社会化と家族介護 性別役割分担と育児負担 子育て支援誕生 ダブルケアを読み解く:社会構造 新しい問題 ダブルケアラーの社会的要因 家計圧迫 ケア不在・放置 ダブルケアネットワーク: 横浜市神奈川区のうねり ハッピーケアノート ダブすケア視点で社会設計2021/02/09
Yuuko Mutoh
0
負担なレベルでないと思っていても、買物や通院に付き合ったり、掃除や愚痴を聞くだけでも介護と言えるとか。また6歳以上の子供でも育児と言える。 「恍惚の人」「シズコさん」「ロスト・ケア」も読みたくなった。2021/04/20
読書家はる
0
「ダブルケア」という概念について、また、今後求められてくるであろう福祉サービスについて、端的にまとめられている。少子高齢化社会において、「ケア」の役割をどう捉えるか、考えさせられる本。2021/01/14