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内容説明
5年間の不妊治療の末43歳にして父親となり、2歳の娘を育てている「働き方評論家」常見陽平が自身の経験も交えながら、これからの父親育児について語ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
17
子育て中の筆者による半学術的エッセイ。です・ます調の平たい文章であるが、「家事・育児・介護は『いのち』がかかっているので、サボることができない」(本書69頁)など、育児の本質に関わる指摘もあり、好感の持てる内容である。気がかりなのは、筆者が違和感を覚えるという「意識高い系育児参加」論が何を指しているのか曖昧であるという点。パーフェクトな育児を求められると男性が育児に対して構えてしまうという意味なんだろうが、フェミニズムへの態度が曖昧であるため、やはり何に違和感があるのか分かりにくかった。2021/04/07
Taka
9
不妊治療はしっかり経験し色々やりたい放題しながら7ヶ月に突入しました。これからのやりたい放題は半年くらいで復帰してパワフルに働き子育ても色々やることです!と思っているのだけどどれくらいの私にできることやら。稼ぐことをサボらない。家事は仕事。合格点は下げていく。行政も使い倒す。無知は罪である。子供を育てるとは未来を育てること。とりあえず胸を張りましょう。今はとりあえず色々読んで、さあ本番となって不満が出た時に、図書館でこれ借りてこいというリストを作るつもりで色々読んでいる。2025/12/21
7a
6
図書館新刊コーナーより。大学教授と執筆業を生業にする著者は外資系ITベンダー勤務の妻より仕事の融通がきくので、家事育児のほとんどを受け持っているのだそう。ただやはり野心家なのかところどころで「もっと仕事ができるはず」とモヤモヤしている。そこはどうにもならないところなんだろな、きっと。欲求のひとつだから。マミートラックは女性よりも男性の方が陥りやすいだろうというところに納得。蛇足だが男親って我が子を過大評価する傾向が強い気がする。2歳で「自由人だから普通の大人にはならない気がする」って…ジョークとは思うけど2019/10/18
ただの晴れ女
5
男性からの育児のモヤモヤは、ありそうでなかった本。『著者は日々、六時間を家事育児に割き...』って続けて書こうと思ったが、これ、女性が著者ならこんな紹介の仕方はしない。 子育ては『いのちを守る』が、コミットしているリアルさ。 個人的には『男性が不妊治療や妊娠と、女体について知らないか』を知り、むやみに男性を仮想敵にしても仕方がなくて、お互いがわかりあって、なんとかやりくりしていけばいいのかなと。 あと『娘がかわいい』と、『仕事にモヤモヤ』する気持ちは背反しないよなぁ...当たり前だけど2019/08/18
かずさん
1
家庭の幸せが大事、だからこそのモヤモヤ。 マミートラックの話は、全く他人事と思えない。著者の決めた仕事と育児の向き合い方は共感する。優先順位の問題。 出産育児に関して、女性にしか経験しない大変さもある。男性側は、サポートするしかできなくても、知識を持ってサポートする。そうした姿勢にも共感。2021/05/12
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