講談社文庫<br> マルクスその可能性の中心

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講談社文庫
マルクスその可能性の中心

  • 著者名:柄谷行人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784061835443

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内容説明

作品を読むことの意を問う、画期的マルクス論。作品の外に、どんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと、可能性の中心においてマルクスを読むとは、そういうことである。柄谷行人の不朽の名作。
◎ある作品の豊かさは、著作家が意識的に支配している体系そのものにおいて、なにか彼が「支配していない」体系をもつことにある。……私にとって、マルクスを「読む」ことは、価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読むことなのだ。……マルクスをその可能性の中心において読むとは、そういうことにほかならない。<「序章」より>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

耳クソ

16
いやこれ感想書くのキツくねえか。とにかく泣けました。だがそれを今・ここに「書く」のは。2022/06/10

ミツ

5
解説は笠井潔。マルクス論の他武田泰淳論、漱石論を収録。 『日本近代文学の起源』など以降の著作の序説としての意味合いが強く、著者柄谷行人の転換期となった作品の一つである。 マルクスのテクストを単なる経済学にとどまることなく哲学、言語学の側面からも考察し、言語論=貨幣論相互の立場から価値形態論、剰余価値論の解釈を行い、「外部」なるものが隠蔽されるその仕組みを明らかにする。 30年以上前の著作なのに、今でもなお刺激的で面白いのは流石である。 良作。2010/10/27

masanari

1
あらゆる商品の交換には根拠がない。あるのは差異だけであり、商品の価値は交換後振り返ってあったかのように捏造される。『探究』の「命懸けの飛躍」に繋がる。柄谷は冒頭でイデオロギーを離れてマルクスの著作だけを読み取る宣言をする。面白いけど繰り返しが多くやや冗長。2023/03/12

高円寺

0
当たり前のことに驚くこと2015/02/21

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