ブルーバックス<br> 新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

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紙書籍版価格 ¥1,100
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ブルーバックス
新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

  • 著者名:宮坂昌之【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2020/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065218631

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内容説明

免疫学の第一人者が、最新の科学データで正体不明のウイルスの謎に迫る。
これぞ新型コロナ解説書の決定版!

山中伸弥氏推薦(京都大学iPS細胞研究所 所長)
「新型コロナウイルスを正しく知ることが、私たちにとって今最も重要なことです。最新の科学データを元に書かれた本書は、大いにその手助けをしてくれるでしょう」

新型コロナウイルスが中国で発生したのは、2019年12月。それからわずか半年の間に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に世界に伝播し、10月末には全世界の感染者数は4400万人を突破し、死者は120万に迫ろうとしている。このウイルスは過去にパンデミックを引き起こしたインフルエンザウイルスとは明らかに違う性質を持っており、得体の知れない様々な謎を秘めている。「あり触れた風邪ウイルスがなぜパンデミックを起こしたのか?」「幼児は、感染しても軽症が多いのに対して、高齢者が感染すると重症化しやすい。なぜかくも症状に差が出るのか?」「なぜ獲得免疫のない日本人の多くが感染を免れたのか?」「有効なワクチンは本当に開発できるのか?」など誰も知りたい新型ウイルスの7つの謎に、最新の科学的知見に精通した免疫学の第一人者が果敢に挑む。本格的流行期を前に必ず読んでおきたい「読むワクチン」。

日本を騒がす風説を一刀両断!
●「実は日本人の大半はコロナに感染。集団免疫はすで確立している」は本当か?
●「コロナはただの風邪。恐るるに足らず」は、危険で間違っている!
●徹底的なPCR検査でも、コロナウイルスの封じ込めができない理由とは
●インフルエンザにすぐ感染する子どもたちが、コロナに罹りにくいのはなぜ?
●BCG接種にコロナウイルス感染を防ぐ力があるは本当か?
●トランプ大統領を救った?人工的中和抗体は「ゲームチェンジャー」になるのか
●抗体には、症状を悪化させる悪玉抗体、何の役にもたたない役なし抗体もある

目次

プロローグ
第1章 風邪ウイルスがなぜパンデミックを引き起こしたのか
・パンデミックとは─エンデミック、エピデミックとの違い
・パンデミックの歴史
・ 何がパンデミックをもたらすのか
・パンデミックはまた来るのか
第2章 ウイルスはどのようにして感染・増殖していくのか
・ウイルスと細菌の違い─ウイルスは宿主細胞がないと生きられない
・ウイルスが宿主細胞に取り付き、増殖する仕組み
・ウイルスに対する宿主細胞の反応─インターフェロン産生と細胞死
・ 抗ウイルス剤が働く仕組み
・ ウイルスに対する検査の違い
第3章 免疫 vs. ウイルス なぜかくも症状に個人差があるのか
・ 新型コロナウイルスは単なる風邪ウイルスか
・ 二段構えの防御機構─自然免疫と獲得免疫
・ 自然免疫と獲得免疫とでは相手を認識する仕方が異なる
・ 自然免疫と獲得免疫をつなぐ種々のサイトカイン
・ ウイルス感染における症状の違い
・ 免疫反応の強さには個人差がある
・ ウイルスを殺すのは必ずしも抗体とは限らない
第4章 なぜ獲得免疫のない日本人が感染を免れたのか
・ ウイルス防御に自然免疫はどのくらい重要か
・ 訓練免疫とは
・ BCG接種は重症化・致死率の抑制に効果があるのか
・ 交差免疫の可能性
・ 民族差、血液型、生活習慣の差はどのくらい重要か
第5章 集団免疫でパンデミックを収束させることはできるのか
・ 集団免疫とは
・ 基本再生産数と実効再生産数
・ 新型コロナウイルスの集団免疫6割説は間違いか
・人口の何割が免疫を獲得したら集団免疫ができるのか
・ 感染第二波で見られる致死率低下は集団免疫形成のためか
第6章 免疫の暴走はなぜ起きるのか
・1型インターフェロンと炎症性サイトカイン
・ 新型コロナウイルスは1型インターフェロン産生を抑制する
・ インターフェロン産生の不全と免疫細胞の暴走
・ 慢性炎症性疾患は新型コロナウイルス感染症を悪化させる
・ 重症化に対する治療
第7章 有効なワクチンを短期間に開発できるのか
・ 善玉抗体、悪玉抗体、役なし抗体とは
・ 新ワクチン投与後に見られる抗体非依存性過敏反応とは
・ ワクチンの種類と製造にかかる時間とコスト
・ ワクチンの副作用(副反応)
・ 反応効果が長続きするワクチンとそうでないワクチン
・ 新型コロナウイルスに対して良いワクチンはできるのか
・ 認可に関わる問題
・ ゲームチェンジャーの可能性、人工抗体とは
エピローグ
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

120
文章が素晴らしく読み易い。但し内容は難しい。免疫って複雑過ぎる。読んでるだけで賢くなれる気がするけど、内容を人に説明できる程賢くなれなかった。ごめんなさい。現時点で分かってること。初期には炎症反応が起きず、感染に気付かない内にウイルス増殖。一部の人は一気にサイトカインストームが起きて重症化。マジ怖い。これ読みながらだと、各社のワクチンの仕組みが面白い程分かります。RNAワクチン早く打ってみたい。只今人類の叡智を集めてワクチンや治療薬が開発されててオラワクワクすっぞ。喜んでる場合じゃないけど。おすすめです2021/01/28

まーくん

101
著者は免疫学の専門家(阪大)。新型コロナウイルス感染症、間もなく1年。収束の兆しもなく、日本でも第3波が拡大中。本書はこの感染症に関する疑問について一般人に対し、まず「正しく理解する」ことだと強調。医学的・科学的に詳しく解説。パンデミックとは?ウイルスと細菌の違いとは?いうような基本から、自然免疫と獲得免疫の二段構えの防御機構、集団免疫で収束させることはできるのか?有効なワクチンを開発できるのか?等々。欧米に比べ日本を含むアジアの感染率や重症化率の低さに関する推察も。ワクチン短期開発の問題点を指摘してる。2020/12/05

ぺっ君

33
有名な免疫学の専門家による2020年に書かれたコロナウイルスとCOVID 19の解説本。網羅性は高いが耳慣れしてしまっているテーマなのにも関わらずタームが難しく理解が追いつかない箇所がある。巻末のワクチンに関する見解は必見。何故作者が今春にワクチン接種を推奨したのかは理解できた。一方で本書の内容ではないが、ワクチンにリスクがあることは意外と一般の人は理解してないと思うのでもっと丁寧に説明すべきな気がするが…2021/11/27

James Hayashi

30
免疫学者、20年著。昨年の10月に書き終えておられるが、まだワクチンの活用は見えていなかった。しかし年末からの摂取で、米国の流れは大きく変わった。変異株の恐ろしさは残っているが、重症患者や死傷者数も減っている。副作用はあるが、これだけのものを短時間で作り上げた日本外のグループ。また、相対的に今の政府の対応を見ているとチグハグな対応は見ていられない。謎が謎のままで読んでもスッキリしない。2021/07/16

C-biscuit

26
図書館で借りる。未知のことが多い新型コロナウィルスについて、免疫学者の観点から正しい情報を伝えるために書かれた本。内容は割と専門的なことが多く、タイトルの7つの謎というイメージで読み始めたが、7つがどれかよくわからない始末である。私のリテラシーの問題でもあるが、わかりづらいw。それでも整理された内容で割と新鮮な情報もあり、読む価値は高い。結局、基礎知識の乏しいマスコミらが不確かな情報を伝えていることに、専門家らは危惧しているようである。現在の医療関係者の実情も政治経済とのバランスを考えると苦労が伺える。2021/01/04

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