内容説明
天正時代、ローマに派遣されることになった原マルティーノ、中浦ジュリアン、千々石ミゲル、伊東祐益の四人の少年は、フロイスと、ヴァリニャーノに連れられ、安土城へ向かった。織田信長は宣教師の言うことを信じていないという祐益に、「愛というものがどういうものか。自分を信じ、まっすぐに生きるとはどういうことか、帰ってきてわしに語って聞かせろ」と問いかける。ドラマ「MAGI 天正遣欧少年使節」の脚本(鎌田敏夫)を元に、戦国の世を描いた描き下ろし小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わいほす(noririn_papa)
6
70年代青春ドラマの脚本家で大好きだった鎌田さんが天正少年使節について書いた小説。もともと少年使節中心のドラマの脚本に戦国武将の生きざまを加えて小説化したそうで、ドラマは見ていないが単なるノベライズではないことは読んでいてわかる。原田マハさんは「風神雷神」で少年使節にカラバッジオを会わせたが、鎌田さんはガリレオを会わせた。ルネッサンスの時代は想像をかき立ててくれるらしい。少年たちとフェリペ2世やビアンカ王妃とのやりとりはまさに青春ドラマで、排他的なカトリックへの疑問をローマ教皇にぶつける場面は圧巻。2021/06/25
-
- 電子書籍
- メル様は絶対に闇堕ちない。第10話
-
- 電子書籍
- 非情なウエディング【分冊】 2巻 ハー…
-
- 電子書籍
- トスカーナで恋を【分冊】 11巻 ハー…
-
- 電子書籍
- プライスアクション短期売買法 ──価値…
-
- 電子書籍
- とけない恋とチョコレート プチデザ(3)