内容説明
悪意に満ちた匿名の手紙は死のパーティーへの招待状。神秘のベールに覆われた不思議な事件にネロ・ウルフが挑む。美食やアメコミを題材にした三つの難事件を収録した日本独自編纂の傑作中編集。「ネロ・ウルフの事件簿」第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
39
「ようこそ、死のパーティーへ」セレブ御用達のパーティ・プランナー、べス・ハドルストンが自身を中傷する手紙を書いた犯人調査を依頼。「依頼人を半ば疑っているうちに当人が死んでしまい、好奇心と悔恨から事件にのめり込んでいく探偵」というパターン。本来の謎に加えて「なぜウルフがこんなわけのわからん依頼を受けるのか?」という謎が浮かぶ。「翼の生えた銃」自分達は無茶を頼んでおきながらこちら側が頼んだ事に二言目には「そんな事はとてもできません!」という非協力的な依頼人。彼等にキレそうになりながら推理を進めるウルフに苦笑。2016/08/12
くさてる
10
美食探偵ネロ・ウルフシリーズの中編集。助手のアーチ―の明るくてお調子者のキャラと癖のあるウルフの組み合わせがとても良くて楽しいので、ミステリとしての楽しみプラスが味わえるのがこのシリーズの良いところ。美食のこだわり蘊蓄が楽しいこのシリーズならではの作中に登場する料理のレシピも掲載されていて面白かったです。2015/12/22
造理
6
★★★☆☆ このシリーズは初めてでしたが美食家でプライドの高いウルフと助手なのに口出しも厭わないアーチーとの軽妙なやりとりは非常に楽しめました。特にアーチーの楽観的なキャラは好みです。が、最終話でまさかのピンチに遭遇・・それを救ったロジカルなウルフの推理はお見事。2016/01/17
りふりヴ
5
今巻はなんだか癪に障る依頼人達にいつも以上に強情なクライマーとコミカルな面はあまり見られないがその分探偵ウルフの推理が楽しめる アーチーとの信頼関係も良い2023/06/20
よだみな
4
こんなにおもしろいのにどうしてすべての本が刊行されないのだろうと嘆くミステリ作家のひとり。これからも購入するので、どんどんだしていただきたい。2015/12/05
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