内容説明
戦時中のマンハッタンで元経営者が謎の転落死を遂げた。盲目のダンカン・マクレーン大尉と2匹の盲導犬が事件の核心に迫る! ベイナード・ケンドリック、59年ぶりの邦訳書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛鳥栄司@がんサバイバー
12
盲目の探偵ダンカン・マクレーンが、7年前に起きた転落死に端を発する連続転落死の深層に迫る。トリックはなかなか面白かった。図解があれば視覚的にも楽しめてなお良かったのに、ちょっと残念。ダンカンは2匹の盲導犬を連れていて、犬が重要な役割をするのかとおもいきや、ほとんど2匹は活躍せず少々物足りなさを感じる。さらには登場人物も多く混乱気味。トリックは面白かったし、ストーリーの進み方がJ.D.カーに似ているところもあったので、独特な主人公と2匹の盲導犬を有効に使っていれば、かなりの傑作になっていたと思うのである。2015/04/30
kanamori
0
☆☆★2015/07/22