暗闇の鬼ごっこ

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暗闇の鬼ごっこ

  • ISBN:9784846014193

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内容説明

戦時中のマンハッタンで元経営者が謎の転落死を遂げた。盲目のダンカン・マクレーン大尉と2匹の盲導犬が事件の核心に迫る! ベイナード・ケンドリック、59年ぶりの邦訳書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥栄司@がんサバイバー

12
盲目の探偵ダンカン・マクレーンが、7年前に起きた転落死に端を発する連続転落死の深層に迫る。トリックはなかなか面白かった。図解があれば視覚的にも楽しめてなお良かったのに、ちょっと残念。ダンカンは2匹の盲導犬を連れていて、犬が重要な役割をするのかとおもいきや、ほとんど2匹は活躍せず少々物足りなさを感じる。さらには登場人物も多く混乱気味。トリックは面白かったし、ストーリーの進み方がJ.D.カーに似ているところもあったので、独特な主人公と2匹の盲導犬を有効に使っていれば、かなりの傑作になっていたと思うのである。2015/04/30

ネコベス

6
経営破綻した信託基金の元経営者ブレイクがかつてのオフィスから転落死して、現場にいた息子セスに容疑がかかる。六年前にブレイクを撃った後自殺したスプレイグの事件との関連が疑われる中、新たな転落事故で再び死者が出る。要請を受けて盲目の私立探偵ダンカン・マクレーンが温和な盲導犬シュナック、勇猛果敢な忠犬ドレイストと共に捜査に乗り出す。鋭い聴覚と想像力を武器に、目の見える人間が気付かないことをズバズバ指摘する痛快な探偵。個性的で魅力あるキャラクターなのに邦訳が二作しかないのが残念。2017/07/27

kanamori

0
☆☆★2015/07/22

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