内容説明
100万枚セールスを量産し続けるプロデューサー・秋元康の初の本格評伝。
大著『電子音楽 in JAPAN』の著者による、日本の音楽業界・歴史を総括した、700ページに及ぶ渾身の大長編ノンフィクション!
「我が国の商業音楽が、この半世紀、如何なる道を辿り、今日の形態に至ったのか、それをマクロにもミクロにも実感させてくれる。
これぞまさに大作と呼ぶに相応しい素晴らしき一冊である」
近田春夫(ロックンローラー)
秋元康プロデュース術の誕生の背景に迫る!
秋元康はラジオの深夜放送の熱狂的なリスナーであり、70年代のフォーク/ロックの黎明期を過ごした世代。
そうした当時のカウンター勢力とAKB48には、知られざるミッシングリンクがあった。
「素人が既得権益を解体する」という、日本のフォーク/ロック史の延長線上にAKB48の存在があるのだ。
CDからライヴ、物販へと、明日を模索する音楽産業が歩むべき道を、
常設劇場での公演をビジネスにしたAKB48に学ぶ、ニッポンの音楽業界の預言書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
AKBをネタに、特に音楽出版と原版という音楽利権の中軸をテーマとして、日本の戦後音楽産業史を網羅した超名著。出典をもうちょっと明確にしてもらえていたら、資料的価値も無類だったのにと、ちょっと残念ですが、単なるアイドル史でも、すべての要素を徹底的に追求して行けば、ここまで厚みのある記述ができることを示しただけでも、本書が書かれた意義はあると思います。個人的には、秋元さんやレコードレーベルの歴史をたどることによって、日本の音楽産業におけるアニソンの立ち位置が思いのほか大きいことを知れたのがかなり拾い物でした。2022/02/06
きゃる
1
すごく面白かった。そして、ためになった。AKB48だけでなく日本の音楽の歴史を学ぶよい資料だ。膨大なデータなので、頭が追い付かなかったりしたけれど、素人ではわからない裏の事情とかすごく興味をひかれた。肝心なAKBの子たちのことをもう少し入れてくれればもっとよかったのになとは、私がAKBのファンだからであって、それ以外の日本のある音楽のカルチャー史を網羅した大作だと思う。2018/10/16
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