日経プレミアシリーズ<br> 文系・理系対談 日本のタコ壺社会

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日経プレミアシリーズ
文系・理系対談 日本のタコ壺社会

  • ISBN:9784532264475

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内容説明

知的興奮を呼ぶ、まったく新しい日本論!

文系・理系両極のキャリアを重ねた麻布卒の同期生による、この国の閉塞感の原因を問い、その解決策を考える対談集。

このままで日本は本当に大丈夫なのか、必要な改革がなかなか進まない原因はどこにあるのか、我々が皆、自身の属する閉鎖的な組織(タコ壺)にどっぷりつかり、内輪のルールや「空気」に従うのが当然だと思っていることに原因があるのではないか――。

文系・理系の無意味な「区別」への疑問を端緒に、タテ割りを排し、既得権に切り込み、現状を打開するための方策を考える。

目次

第1章 文系・理系の区別はタコ壺社会の出発点
第2章 理系の問題は何か
第3章 文系の問題は何か
第4章 文系・理系共通に必要な数学力と語学力
第5章 大学とタコ壺社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

27
図書館の本。二人とも、麻布高☞東大。奥原氏は、農水省は文系2割とのこと(25頁)。要するに、大切なのは、課題を設定し、それを解決する新しいシステムを構築していくこと(134頁)。相原氏は、科学は夢の探究。夢に向かって研究することが、社会に直接役に立つ各種の技術を生んできたのも事実(150頁)。奥原氏は、社会科学で大切なことは、歴史、外国、他分野、世の中の実態から学ぶということ(157頁)。相原氏は、国語力の基本は読書。読書習慣があるかないかは決定的。2021/05/10

大先生

10
文系(元農林水産事務次官)と理系(素粒子物理学者・東大副学長)の対談本。大まかに要約すると【文系・理系というレッテル貼りをやめて脱タコ壺社会を目指せ。日本にはもっと多様性が必要。内向きの論理から脱却して自立せよ。論理的思考力(≒数学)と語学力(=英語)は大切。失敗を恐れずチャレンジする勇気を持て。】という感じです。全然新しくないんですけど(苦笑)。しかし、文系・理系という区別に意味がないのはその通りだと思います。科学技術イノベーション基本法でも「科学技術」に人文科学を含めることにしましたもんね。2021/10/19

ピンガペンギン

1
図書館本。堂々巡りになりそう。国を批判ばかりする国民も(自分もその一人)問題か。P88「研究資金配分について、配分する権力者が誰かという問題はあって、こういう人たちも結局、世の中の動向を見ている。」(高度成長期までには向いていた)文系理系区分で受験科目を絞って効率的に入学して(私立)、3年から就活などと世界的に見ておかしなことをして博士も活躍できにくく、官僚も文系が強い。これも社会が大学での学びを軽視してきたから。こういうことのつけが今にきているんだろうな。改革するには小手先ではいけないとのこと。 2022/07/18

startvalue

1
★★★★★2020/12/01

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