内容説明
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その画家になったつもりで、自分で手を動かして絵を描いてみる。すると、目で見て理解していたこと以上の多くのことがわかってきます。アートや美術史に関する数多くの講座やイベントを開催してきた著者によると、参加者の反応が最も大きかったのは有名な絵画作品を自分で描いてみるワークショップでした。タッチを真似てみる、モチーフやテーマのことを考えてみる。なぜそれを描いたのか、なぜそのような描き方をしたのか想像してみる。すると、画家の好みや癖、その絵を描いた時の心情まで、多くのことに考えが及ぶようになるというのです。本書では、有名絵画の模写にとどまらず、画家ごとのタッチやモチーフの選び方などの特徴を分析して、その画風で現代のモチーフを描いてみる試みをしています。その画家が今いたら、果たしてどんな絵を描くのでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
64
15世紀のピエロ・デラ・フランチェスカから現代のタイマンスに至るまで、42人の画家ごとに見開き2頁を使って、その画家になった積りで著者が描いた4~5点の絵が掲載されている。タッチ、モチーフ、テーマなどを模すことを通じて、画家の本質に迫ろうというユニークな取組みである。絵画の素養に乏しい私は、「中心的モチーフの原色を強調する」(ゴーギャン)、「非現実的な色を大胆に使う」(マティス)、「色数を抑えて平面的に描く」(ゴッホ)などの解説で納得している程度で、本書の本当の面白さを味わうレベルには達していないようだ。2020/12/21
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
さまざまな画家のオマージュともいうべき作品を描いてみることで、本質的に絵画を理解することに挑戦するという趣旨で、42人の画家の作品を著者が模している。絵画に疎い私には、各画家の作風が分からないが、絵画に詳しい方は楽しめると思う。静物画、人物画、動物画、風景画の各章があり、ゴッホ、ガウディ、ダ・ヴィンチ3人への妄想インタビューが興味深かった。サクラダ・ファミリアは2026年に完成予定なんだ。2021/03/21
kaz
2
自分で描くわけではないので何とも言えないが、形態模写なのかなぁというのが第一印象。あくまで著者の絵画の世界の中にあるようにしか見えない。尤も、著者の絵画の雰囲気自体は嫌いではないが。図書館の内容紹介は『果物をリズミカルに描くセザンヌ、色で個性を描いたマティス…。さまざまな画家の描き方、構図、色などを「形態模写」のように写し、描いた画家の気持ちになってみることで、西洋絵画の本質を考える』。 2021/03/18
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