内容説明
矢能シリーズ史上最悪の状況に追い込まれた探偵・矢能。ピンチと興奮の渦に巻き込まれ、歯を食いしばりながら一気読み必死。鬱憤を吹き飛ばす極上の木内エンターテインメントに乗り遅れるな!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
74
私立探偵の矢能は元ヤクザの幹部。人気俳優と歌手が惨殺された事件の容疑者となったのはコカインの売人。彼の冤罪をはらす為に弁護士からの調査依頼を受ける矢能。ストーリーが明快でテンポが良いので一気に読める。あー、これってシリーズだったのね。是非他も読まねば。面白かったです。★★★+2020/12/25
GAKU
53
3作目に引き続きシリーズ4作目再読。1作から4作立て続けに再読して大満足。やはりこのシリーズ大好きです。いつかまた再読しよう。第5作は出ないのかな。切に願う! 2020/12/17
はつばあば
50
2017に読了したハードドッグ以来の木内さんです。久し振りに矢野さんに紙面で出会えました。しおりちゃんも美容師のお姉さんの事となると一線も引かない根性をお持ちで(^^♪。矢野さんも難儀な・・ヤクザにも劣る刑事に付きまとわれて大変(;´∀`)。ですが無罪の者を犯人にでっちあげる刑事と検察ってなんでしょうね。一気読みができる本てそうそう無い。楽しませていただきました2022/05/12
桜
49
面白かった♪初めて矢野の外見が描写されている。確かに遠藤憲一さん(笑)。元ヤクザだから(?)出来る推理。栞への愛情と、躊躇なく暴力を使うギャップのある矢野がどうにも魅力的です。2024/06/04
bluemint
45
押し付けられた孫の面倒もそこそこに、続きが気になって気になって一気読み。面白かった。脇役も輪郭がはっきりし出して、シリーズものとして楽しみが増えてきたが、矢能がただの善人ヒーローではないということを思い知らされた一作でもある。「もうちょっとマシなのはいねえのか?」「へへっ、もうちょっとマシなのには、もうちょっとマシな仕事があるんですよ」2022/10/22