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内容説明
情報を断てば、人生が変わる。インターネットやSNSが発達・普及し、情報が氾濫している現代社会。しらずしらずのうちに、情報に疲れてしまっていませんか? 情報断食をすることで「不安定な時代を生き抜く力」「あふれる情報に惑わされない判断力」などのメディアリテラシーのみならず、「なぜ自分がここにいるのか」「何のためにわたしは存在しているのか」など、現代人が忘れがちな「わたしが何者なのかを知る力」も身につきます。情報をあつかうプロフェッショナルである「編集者」という職につきながら、テレビを見ない・新聞を読まない・ネットサーフィンをしない・スマホに依存しないという「情報断食」を10年間おこない、担当した書籍が累計「実売」部数300万部を超える実績をもつ著者による「情報断食のススメ」。現代社会を生き抜き、自分らしく生きるための必読書が誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kum
24
先日読んだ『スマホ脳』のような情報過多による心身への悪影響と言うよりは、断捨離の考え方に近い。空っぽになることで頭はクリアに、心は穏やかになり、本当の自分に必要なことが見えてくるという内容。著者は情報断食を経て、遠く(外側)に向かっていた意識が自分(内側)に向くようになったと言う。コラム「なぜ村上春樹は世界で読まれるのか?」とあとがきの瞑想についての記述(120年の時を超えて2つの書物で同様に瞑想=静かな心を持つことの価値を説いている)が特に興味深かった。静かな心…まさに今の自分に必要。2021/05/10
baboocon
15
少し、自分の求めていたものとは違った。具体的な方法論よりも著者が実際に情報断食(テレビ、書籍、携帯電話など)を行ったら仕事やプライベートの人生にどんなことが起こったかという体験記に近い。しかし、情報過多の現代で一度徹底的に情報を絶ってみる、という経験は貴重にすらなりつつあり、試してみる価値はあるのかも知れない。2020/11/15
kao
9
ご近所さんでサンマークの編集職しつつ情報を断食してたというのと、自身ちょうどsns手放した時期でもあり興味が。断食は新聞も本も!しかも10年! 枠の外を求めて情報を求めてもそこは情報の枠の中。自身を深めることこそが世界を広げること。どんな意識と思いを持つかによって選択する行為の質が決まる。意識と思いは感性を磨くこと。その為の穏やかさ、柔軟さ、遊び心。私達は人生の意味を問うのではなく人生から意味を問われている存在。小話で終わるラストに物足りなさも感じたけれど、空間や遊び心を推す著者の意図であるのかな。2020/11/14
gen
5
自分は『探す』のではなく、『深める』。 『外』に情報を求めるのではなく自分の『内』にあるものを探す。 そのために情報断食を行う。そんな趣旨の本。 自分の内面理解を深めるための一つの方法と思う。 しかし、外からの情報を自分がどう感じるのか、他の人の考えに対して自分はどう思うのかを問い詰めて自分と向かい合う方法もあっていいと思う。 他者が存在するから自分が存在するし、他者が存在しなければ自分という概念は生じないという立場の自分としてはなかなか新鮮な考えで面白く読めた。2020/11/23
林原琢磨
4
「情報断食」とは、乱雑な情報群を整理して良いものだけを選ぼうとかそういうレベルの話ではなく、一度完全に断ち切るという荒行。テレビやスマホを見ないというところまでは分かるけど、本屋にも行かないという徹底ぶり。毎日のように本屋に行く僕としては、かなりの苦行になりそうです笑。ただ、食の断食がそうであるように、一度がっつり断ち切ることによって意識が健全化されていくというのは、とても納得がいきます。ハウツー本というよりは自己啓発本であり、著者さんの体験を元に自分を振り返ってみると面白い体験があるかも・・・・!2021/07/04