内容説明
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城のことはよく知らないのだけれど、ちょっと気になる。どこをどう見たら面白いのか、よくわからない。そんな、はじめて城に興味を持った人のために城の面白さや、城歩きの楽しさをお伝えするのが、この本です。
この本でも城の用語は出てきます。でも、教科書みたいに一つ一つ用語を解説してゆくわけではありません。なぜなら「城がわかるようになる=用語を覚えること」ではないからです。
まずは、面白そうだと感じることが、出発点。そうすれば、知的パズルを楽しむように、城を知ることができます。そうして実際の城を訪れてみると、城歩きとは、足を動かし、五感を総動員して楽しむ知的パズルであることが、実感できるはずです。
大切なのは、知的パズルを楽しむための、ちょっとしたコツを身につけること。そうして、城って面白いな、と思えるようになれば、知識はあとからいくらでもついてきます。
知って、歩けばさらに楽しい、日本の城の世界にご案内します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
67
読み易く分かりやすく、特に第2章”戦いの中で進化した日本の城”が納得でした。 城をミーハー的に楽しんでますが(それでOKですが)、やっぱり戦争の道具、なんだなあ。 櫓、は今までは、天守再現できない代わり、格落ち、と見下し気味だったけど、結構キャラ立ちしてるんですね。 駿府城写真でてくると嬉しい(地元愛2022/09/14
Rosemary*
28
読書から城に興味を持ち始め、手に取った一冊。とても読みやすく勉強になりました。ビギナー向けの軽妙な語りでポイントを上手く伝えられていて楽しめました。これから少しずつお城をまわれたらと思っているの出会えて良かった!2024/02/10
鯖
15
日本のお城について、気張らず楽しもうという趣のエッセイ。軽く読めてよかった。カメラでお城を撮るときのコツとして火縄銃を撃つときに銃床をぴったり頬にくっつけ狙いを安定させるみたいにすると構図がぶれないよ~とのことで、割とたとえが独特でよかった。「あなたがこの本を手に取ったとき、全国の城を自由にめぐることはまだできないかもしれません。でもいつか訪れる日が来れば、城は必ずあなたを待っていてくれます」2021/07/07
でにす
1
お城の成り立ちや歴史を学べる本。文書が柔らかく素人にも読みやすかった。 多く写真を載せているが本書では白黒写真だったのが残念。本物を見に行けってことかな。2024/03/18
みー
1
城本といえば、写真多めのもの、用語の説明が多いもの、天守メインが多い中、この本は石垣→堀、、と目にする順に構成されており、珍しいなと思いました。 砕けた表現も所々あるので読みやすいです。 櫓コレクションも個人的には楽しめました。 写真に添えてある一言も「ほうほう」と思うところが多く、とても勉強になる一冊でした。 お城入門書として最初に出会いたかったです!良本。2024/02/29