草原の国キルギスで勇者になった男

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草原の国キルギスで勇者になった男

  • 著者名:春間豪太郎【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 新潮社(2020/10発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103536116

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内容説明

満たされぬ日々を送っていた学生時代、突如、冒険に開眼した〈おれ〉は「ゼルダの伝説」に憧れ、中央アジアのキルギスに降り立つ。臆病馬と秘境探索、イヌワシとの共同生活、お転婆羊と極寒の雪山闊歩、そして、誘拐婚に遭遇……。己のスキルと最新ガジェットを武器に、難敵に挑む。これぞ、リアルRPG。新時代の冒険譚だ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

37
冒険系、探検系のノンフィクション作家のニュージェネレーション、春間さんの本。高野秀行さんとかの本が好きな人は必ず好きになるであろう本。読めば旅に出たくなること請け合いです。プロットはキルギスで犬と羊と一緒に1000kmオーバーの旅をするだけ。それだけなのですが単純にそれが面白い。暴漢に襲われそうになっても雪山で凍傷になりかけても不思議と悲愴感がない。ここは著者さんの人徳だと思う。総じて本当にオススメの本。はやく新刊を読みたいです2022/07/08

kou

32
まさにリアルRPG冒険譚!それも、かなりの縛りプレイ(汗)。ゲームみたいにクエストを達成しいくが、この著者だから、さらっとクリアできているのであって、他の人なら即日本に帰国もしくは行方不明になっていると思う。死にかけの犬のシロの命を救ったら、そのシロが冒険において大活躍するってのが、またゲームっぽくて良かった。2021/08/31

kan

30
西アジアや中央アジアで動物と共に旅することがどんな感じかを知るための資料本として読了。2匹の羊まで仲間にして歩いてしまうスキルは圧巻。この著者のスタイルは動物を家畜ではなく仲間として扱い、動物がハッピーでいられるように配慮しながら旅を楽しむもので、温かい気持ちで読める。また、悪人に遭遇したり暴力を受けたりしても、自分の身を守りつつ深入りせず、思うところは沢山あるだろうけれども批判や愚痴を言わないマインドセットが立派。キルギスの悪名高い誘拐結婚に対しても、一線を引いた態度に旅人らしさが滲み出ていると思った。2025/02/13

トムトム

24
おう!新たな冒険家!育った環境がこんなに酷いか?と思わなくもないが、実は共感する。私も家は安心できる環境ではなかった。今もそう。嘘みたいだけど、現在の職場がとてもアットホームで帰る場所だと思える。動物と暮らす我が家がとても快適。そういう人のバイブルだと思いました。2023/03/26

ふじ

21
うーん、彼は勇者ではなく冒険者だと思います。生育歴上、日本に居場所がなかった主人公が、海外の冒険に目覚め、日々スキルを獲得しながら動物と共に難クエストに挑むルポ。キルギス編。スキルも高く、勿論凄い人なんだと思うけど…冒険のベクトルがあからさまに「自分の欲のため」に向いている気がして、私は合わなかったかな…2021/06/20

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