竹書房怪談文庫<br> 奇譚百物語 鳥葬

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竹書房怪談文庫
奇譚百物語 鳥葬

  • 著者名:丸山政也【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2020/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801924321

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内容説明

鴉は男の胸のうえに爪を立て、その顔めがけて何度も嘴を――
「鳥葬」より

世界中から怪異が群がる、丸山百物語!

世界各地に散らばる多様な怪談奇談を蒐集する丸山政也の百物語シリーズ最新刊!
●著名な観光地で視た居るはずのない怪人物の正体…「落水荘」(7話)
●白昼の公園で目撃した凄惨な光景…「鳥葬」(15話)
●旅先で友人が唐突に発したフランス語、その恐ろしい意味とは…「寝言」(26話)
●憎しみの果てにおこなった悍ましい行為の因果…「ダーツボード」(54話)
●失踪した妻の霊が現れる隣家に隠された恐ろしい秘密…「紫陽花の咲く家」(75話)
●異国の片隅で身に降りかかった奇妙な心霊体験…「モニュメント」(96話)
――など群がる怪異99話を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

252
丸山政也さんのシリーズ5冊目の百物語全99編はクォリティーが高くて素晴らしいの一語に尽きますね。もう読んでいると話が無尽蔵に集まりそうな気がして誠に実話怪談の未来は明るいなと思えましたね。ショートショートで短いですが不気味な話ばかりで読後は暫し余韻に浸りましたね。『妙な乗客』タクシー運転手の方から聞いた話で、ある日の深夜、ニ、三十代の若い男の人が手を上げて何箇所か立ち寄りたいとの事で最初に降りたのは考えると一年半ほど前に一家心中のあった家で玄関ではなく居間の窓を開けて土足であがっていき十分程で戻ってきた。2022/02/20

HANA

68
実話怪談集。九十九作品が収められている。その為一つ一つの話は短く、怪談というより怪奇風景を切り取ったスケッチのような趣もある。こういう形式は次々に読んでいるうちに、だんだんと雰囲気が盛り上がりそれに呑まれていくのが好き。ただこの形式、一つ一つの話が弱いのが弱点のような気がする。単に幽霊が出た、だけみたいな話があるし、そういうのになると読んでいるこちらもどういう顔をしたらいいのかわからない。あとコロナの影響で著者らしい海外を舞台にした怪異が少ないのも残念。この業界に限らず病魔に負けず頑張ってもらいたいです。2020/11/11

19
一つ一つが短いので読みやすい。 毎回思うけど実際百物語で最後まで行ったらどうなるんだろうか?誰か試して欲しいですね。2020/11/19

高宮朱雀

14
数日に分けて完読。流石に一気に読めるほど強気ではない。 表題と、これに良く見合うカバー写真からして不吉さ強めな内容かと思いきや、国内外の経験談がバランス良く織り交ぜられているので飽きる事もなく楽しんだ。どっぷりと怖さに浸りたい人には物足りないだろう。 確かに海外での体験談に特化した書籍が発行されれば、それはそれで面白いかも知れないが、国外の話だけに歴史が好きであるとか、舞台に上がった国に多少なり造詣でもない限り、逆に中弛みしそうな不安がある。2021/03/17

澤水月

12
猫去りひと月余り、弱って活字読めなかった身に端正で幻想的な風味の怪談掌編群が優しく染みた。著者得意の海外譚多めなのも現実の辛さ忘れさせてくれた。心霊再現ドラマ出演者の体験・向かいの子供の吹くフルートが恐ろしい旋律で…・インドで見かけた黒衣のサリー女性・ベルギーの家にあったおもちゃの木馬・秋終わりに薔薇咲き乱れる家・前日ショートカットにしたばかりなのにまた訪れた客・夜の街で念写する男・補聴器供養で起きたことなどなど 2021/01/07

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