大林宣彦の体験的仕事論 - 人生を豊かに生き抜くための哲学と技術

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大林宣彦の体験的仕事論 - 人生を豊かに生き抜くための哲学と技術

  • 著者名:大林宣彦/中川右介
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2020/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569825939

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内容説明

2012年公開の『この空の花─長岡花火物語』が各界から絶賛。一方でAKB48のPV『So long! THE MOVIE』も手がけ、独特の世界観と64分という長尺でAKBファンの度肝を抜いた。映画会社に就職しなければプロの映画監督になれなかった時代に、道なき道をいかに切り拓いていったか。映画界が大きく変化しても、第一線で活躍し続けていられたのはなぜか。その半生と仕事論を語り尽くす。「映画はひとりでは作れません。多くの俳優やスタッフが集まって作るのです。監督はその現場の責任者です。芸術面だけでなく、マネージメントの責任者でもあるのです。(中略)さらに、映画を作るには資金が必要です。そして映画は興行ですから、お客さんに映画館に来てもらわなければなりません。映画は多くの企業と人が関与するビジネス・プロジェクトなのです。(中略)つまり、大林宣彦は芸術家であると同時に、半世紀にわたりビジネスの最前線の現場にいた人でもあるわけです。そして驚異的なことに、七十七歳になったいまでも現役です。そんな人が自分の体験に基づいて、成功の秘訣、仕事を得る方法、リーダーとしての心得、失敗しても挫折しない方法など、縦横に語ってくれます。そんな、贅沢な本なのです」(本書「はじめに――映画作家の体験的仕事論が、なぜすべてのビジネスの現場で通用する話なのか 中川右介」より抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

34
タイトルがやたら堅そうに思えた本。しかし内容は大林宣彦氏が映画監督という仕事につくことになったきっかけ、関わった人たち、仕事に対する考え方が書かれている。考え方、生き方について、仕事をどうやっていくかという事よりもむしろ監督自身作った映画、他の映画監督やスタッフとの話として読んだほうが面白いのではないか。黒澤明、市川崑などの巨匠、昔の映画会社による製作システムのこと、フィルムで撮る映画とデジタル撮影は何が違うのかなど興味深く読むことができた。2015/11/22

スプリント

10
大林宣彦監督の仕事に対するフィロソフィー(哲学)が理解できました。奥様と二人三脚で仕事に取り組む姿に感銘を受けました。奥様の仕事論も是非本にしてほしいです。2015/11/21

nizimasu

6
元々は、大林監督と井口昇監督に、編著者である評論家の中川さんとの鼎談の中から生まれた企画。喜寿を迎えた大林監督の仕事術をもはや何の怖いものなしの大林監督が語る訳だから面白くない訳がない。実際に仕事術の話もしているし何よりもここ15年ぐらい商業映画界での存在感が薄れたことを自覚しつつ町おこしの映画である「古里映画」の製作に邁進していくという時代性の視点というのも面白い。実は個人的に大林監督の作品を見ていたのは、圧倒的に角川映画とその後ぐらいなもので実は多くの時間をそうした地域に根ざした活動をしていたとは驚き2015/08/09

まさむね

5
大林宣彦監督が、自らの監督人生を振り返りつつ、そこで得た哲学・仕事論を教えてくれる。特に第四章「いかに一緒に働く人の力を引き出すか」は、優れたチームリーダー論として、ビジネスパーソンにも必読だ。後半の対談も知られざるエピソード満載で面白い。2015/09/13

おせきはん

4
大林監督の映画に対する純粋な思いと優しさに溢れたお人柄が伝わってきました。商業映画とは一味違った古里映画の魅力もよくわかりました。2015/08/30

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