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内容説明
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平成の日本経済がなぜ20年も停滞し続けているのか？ ひと言で言うと、「デフレ」対策をすべきところを、「インフレ」対策という正反対の経済政策を行っていたからに他ならない。その理由を知るためには、「お金とはなにか？」「税とは何か？」と言った根本的な問題を学び、現代経済の仕組みを知る必要がある。本書では、経済学のことをよくわからないサラリーマンや学生でも、世の中で何となく常識であると信じられている経済政策がいかに間違ったものであるのか、その理由がわかる一冊。日本におけるMMTの第一人者として知られる著者が、「財政健全化しなければ財政破綻する」という常識に真っ向から反論するMMT（現代貨幣理論）についても解説。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
15
異端の経産官僚である著者が、歪な日本経済の実態を暴露した前著「全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【基礎知識編】」「全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】」を下敷きに漫画を交え、より分かり易く現状の日本経済政策の実態に警鐘を鳴らす稀有な経済本。本著作を沢山な人が読んでくれたら日本の経済政策を転換することが出来るかとも思える。是非皆さんに一読をお勧めする一冊です。2022/03/03
belalugosi6997
13
著者曰く「これ以上簡単に説明するのは無理！と言ったが、漫画と言う手があったか？」本編は「貨幣とは何か。日本がデフレになるような政策ばかりをやってきた。日本は財政危機ではない。日本の成長戦略では成長しない」を中心に説く。金融危機前、主流派経済学者は「長期的経済成長は供給力で決まる」断言。需要は短期経済変動の要因はあるが供給に対して影響ないとの事。現実は需要の減少は供給に長期的悪影響を与え、「長期的経済成長に需要は関係ない。供給は、常に需要を生み出す」と言う主流派経済学が間違っていた証明になります。ベスト著書2020/12/24
Ryosuke Kojika
9
奇跡の経済教室シリーズからさらにわかりやすい。このような漫画が講談社から出ていることは潮目が変わってきているのか。経世済民の世は国民1人1人の自覚によって達成されるだろう。著者の奮闘に敬意。2020/12/01
やす
8
同著者の奇跡の経済教室を漫画にしてまとめたもの。コロナ禍以前から日本の経済政策は間違っていた。MMTなど貨幣論、デフレとインフレのそれぞれの対策など基礎知識も詰まっている。これ以上分かりやすく書くのは無理だろう。2021/01/16
読書バカK
5
【不況の要因がよくわかった】貨幣の考え方から日本が不況に陥っている要因、解決案までをわかりやすく解説してくれてた本書。とてもありがたい。私は給料が上がらない要因を知りたくて読んだのだが、その疑問にも明確な解が与えられ満足感を得た。主流派経済学者の誤りとそれを許容してきた国とメディア。そして、そのおかげで真逆の方向に向かっている日本の経済政策。それらの問題点に気づけただけでも本書を読んだ価値があると言える。これからのニュースの見方、投票行動が変わりそうだ。2022/08/07
