阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ

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阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ

  • 著者名:青柳いづみこ【著】
  • 価格 ¥2,112(本体¥1,920)
  • 平凡社(2020/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582838480

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内容説明

東京・阿佐ヶ谷の街の記憶と現在の姿を描く 東京・阿佐谷で育ちピアニスト兼文筆家として知られるようになった著者。井伏鱒二や太宰治も親しんだ「文士の町」としての阿佐谷の記憶と、いまも暮らすこの町の魅力を徒然に綴る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

28
読みづらかったけれど、身近な街なので(阿佐ヶ谷あたりに住んでいるので)、あの店のことだと思いながら楽しく読めた。太宰のことがちらりと出てくるから、太宰ファンとしては嬉しい。この街がますます好きになった。2021/04/02

びぃごろ

13
場所がピンポイント過ぎる(笑) ピアニストで文筆家の著者が、祖父の交友記録を紐解き(有名どころでは井伏鱒二、太宰治)、自分の関わりのある人々と訪れた阿佐ヶ谷の飲み処、食い処と商店街を紹介している。店だけでなくそこで働く人にも焦点をあてているところに目を引かれる。戦前の阿佐ヶ谷近辺の風景に思いを馳せ、懐かしい固有名詞に胸を震わせ、今の街並みにうむうむと…2020年10月刊行なのでコロナが流行り始めていることにも触れられている。過去を語っているのだから当たり前なのだろうが、人の死が多くて身近。自死も多い。 2021/09/28

やま

7
青柳いづみこといえばフランス音楽を主に専門とするピアニスト。そして、文筆家だそうだ。たしかに、ドビュッシーの話やピアニストの話の本はとても面白いし、読んでいる本の量が半端ないことも気づく。どうしてかなと思っていたら、祖父も父も学者の家系で、祖父などはここ阿佐ヶ谷で作者を集めて阿佐ヶ谷会を開くような人だったらしい。◇また、阿佐ヶ谷のいわれ、歴史、大相撲との話など展開していく。◇でもタイトルを見ると青柳いずみこも(大)酒飲みらしい。おいしいものも大好きで、阿佐ヶ谷のいろんなお店が出てくる。一度行ってみようか。2021/02/24

tetsubun1000mg

7
タイトルと岡崎武志さんの味のあるイラストに引かれて選ぶ。 戦国時代から、戦前・戦後の阿佐ヶ谷の歴史の紹介から始まるが知らないことばかり。 純文学の文士達の集まりで当時の様子が語られるが、貧乏な生活が印象に残る。 筆者が青柳瑞穂の孫らしいので詳しいようだ。 中盤から現在の阿佐ヶ谷駅周辺のいろんなジャンルのレストラン、料理屋、喫茶店、カフェなどが筆者の友人との出会いや会話とともに語られて大変面白い。 筆者はピアニストでありながらエッセイを多く出されていて賞も多く受賞されているようだ。年齢を感じさせない方。 2021/01/01

mawaji

4
阿佐ヶ谷といえば友部正人の「一本道」を思い出しますが昭和の文士の町でもあったのでした。だいぶ前のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで著者のドビュッシーの講演と演奏を聴いたことがあり「昨夜は飲みすぎて辛い」みたいなことを仰っていたように記憶していますが、そんな鯨飲の日々を彷彿とさせるようなエッセイ、堪能しました。「つくだ煮の小魚」「お咲」聴いてみたいものです。中央線沿線はフォークシンガーとも親和性が高そうですが私の故郷の先輩友川カズキさんとも親交があったとは。阿佐ヶ谷のお店もコロナ禍を乗り切ってほしいです。2021/04/10

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