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内容説明
▼「資本主義」批判=「競争」批判であってはならない
競争を正しく行うことは倫理的である
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまやま
14
競争は人間社会につきものであるが、時には疎んじられまた拒否される場合も多い。競争の後の報酬が素晴らしいので競争を奨励することもあるが、「勝てば何でもいいのか」と蔑まれることもある。この競争の倫理的性格を分析する。著者は(また訳者も)競争の「倫理的利益」を見極めようとする。今回勉強になったのは、ゼロサムゲームで競争をみると、自分の利益は相手の損失で、これは利己主義としては成立するが、人間の心情としては必ずしも納得できない。一方、プラスサムゲームなら、競争は豊かな社会への橋渡しとなるという点は新鮮であった。2022/08/18
Go Extreme
3
競争の哲学的考察: 様々な競争の概念 資本主義に対する批判―市場批判か、競争批判か? 競争に対する批判 競争の倫理的役割: ラッセル ロールズ ヘッフェ イノベーションはなぜ起こるのか ハイエクの競争 ボーモルの競争 競争批判はなぜ起こるのか: 節度 企業家の役割 聖書のたとえ話 競争とエコロジー: 競争は環境を破壊するのか? 教育における競争: サブシステムとしての教育 医療と介護における競争 政治における競争 日常生活の競争: 常に新たな可能性を探れ 私的領域での競争の有用性 起業家精神と倫理2021/10/25
takao
2
ふむ2023/06/21
月の翼
0
ガイドラインなど規制がかかる競争は必要であると色々な哲学者の言説などをもとに論じてる。グローバル化した現代はゼロサムゲームじゃないからいろんな人がウィンになる!ってことも言ってた。うーん、、2023/06/29
Go Extreme
0
ヘラクレイトス:戦争はすべての父 批判者:そのものを否定せず 拒否の背後:ゼロサム的考え方 ゼロサム思考からくる敵視を捨てるべき エコロジーにおける競争→倫理的改善 所与<組織されること 医療と介護の競争:条件の適切な設定 倫理:禁止の標識・一方通行→行動の抑制⇔新たな可能性を開く 大問題+小さな日常的問題 行動を活発化する役割 競争の哲学的考察 ラッセル・ロールズ・ヘッフェ・ハイエク・ボーモル 企業家の役割 節度 賢慮・自制・礼儀・勤勉・誠実 義務論と帰結主義 功利主義 開かれた帰結主義 競争の倫理2020/10/01