宝島社文庫<br> 起爆都市 県警外事課クルス機関

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宝島社文庫
起爆都市 県警外事課クルス機関

  • 著者名:柏木伸介【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 宝島社(2020/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800284792

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内容説明

数々の違法捜査で交番勤務に配置換えされている、公安警察の来栖惟臣。彼は、横浜中華街で爆破事件の起きた翌日に、警備部長の厚川から呼び出しを受けた。米兵による中国人少女レイプ事件に端を発し、対立が激化している米中両国の動向を探ってほしいという。調査を始めた来栖は、一連の事件の背後に、違法ドラッグで荒稼ぎをしている半グレ組織《ヨコハマ・カルテル》の存在があることに気付く。一方、≪マトリの疫病≫と恐れられる美人麻薬取締官の鬼塚瑛里華もまた、新種のドラッグを取り締まるため、カルテルを追いかけていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこやき

23
前作は、来栖ってこんなに凄い! の紹介みたいな印象があったが、今作は素直に楽しめた。国内の事件を契機に高まる中米の緊張。その背後にいる半グレグループ。中米の対立を煽る理由は? さらに、学生運動時代の爆弾魔らが加わり、大きな事件を起こす中、様々な勢力の手が蠢いていって……。多少、終盤、各勢力の思惑が多すぎてごちゃ付いた感じはするものの、半グレのリーダーの思惑、カリスマ性を中心軸として二転三転していく事件を楽しむことが出来た。2018/08/23

まみ〜

11
シリーズ第2作📖交番勤務となっていた来栖の元に、警備部長・厚川から呼び出しが💡「対立が激化している米中両国の動向を探るように」と指令を受ける💡来栖は調査を行い、やがて一連の事件のウラに「ヨコハマ・カルテル」と名乗る半グレ集団がいることを突き止める💡一方、「マトリの疫病」と呼ばれる女性捜査官・鬼塚も「ヨコハマ・カテル」が扱う新種のドラッグを追っていた…💡 うん、今作も面白かった🎶相変わらずメチャクチャだったけど(笑)それでもカッコイイんだよなぁ(笑)2019/01/14

鮫島英一

10
第二作となる今作は、主人公「来栖」の再起を語る物語。交番勤務が意外に性に合ったのか、来栖に前作のような切れがない。色々タネはまくが、どれも出たとこ勝負な感がある。登場人物も多数出演しているが、sをやらされる矢代以外はどれも今一つ。第三作が発売されたから一緒に購入したのでなかったら、正直三作目は買わんかったかも。この作品は来栖の恰好良さが売りだと思うが、その点が強調されないどうなんだろう? 再起の物語だからそこは多少割り引くので、第三作で挽回してくれることを期待ですね。2021/01/02

にゃむこ@読メ13年生

10
シリーズ2作目。前作より半年後の横浜。前作の事件後、横浜西口交番勤務に異動した来栖は、古巣から呼び戻され米中対立の動向を探ることに。今作はそこに危険ドラッグを扱う半グレ集団とヤクザの対立も絡み、更に来栖側には「マトリの『疫病』」の異名を取る鬼塚瑛里華が加わる。主要登場人物が多すぎて風呂敷広げ過ぎた感じ。前作よりハチャメチャ度・エンタメ度増し、もっとヒリヒリするスパイ合戦が観たい。2019/04/16

こなん

7
前作に続き面白かった。日米の対立に日本のヤクザなどの関わり方がすごい。また、来栖の先読み力、頭の回転の速さなど色々感心するものがある。映画にしたらすごい面白いと思う。2021/09/09

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