鉱物きらら手帖

著者名：さとうかよこ

廣済堂出版（2020/10発売）

• ISBN：9784331523070

内容説明

鉱物標本はどれひとつとして同じ物が存在しない地球の欠片。
それに触れるとは、地球46億年の重みをてのひらで受け止めること。
地球の長い営みに思いを馳せる時間は、深い安らぎを与えてくれます。
本書では、『鉱物レシピ』『鉱物のお菓子』などで“鉱物女子”から絶大な人気を集めている著者が、
とくに親しみ深い鉱物55種の愉しみ方をやさしく手ほどき。
十字架が隠されているようにしか見えない石があったり、
いつも料理に使っている岩塩にも美しいスミレ色のものがあったり、
石とは思えない触り心地のふわっふわな小動物のような鉱物があったりと、
その美しい姿と個性的なプロフィールは、日常の憂さをひととき払ってくれるはず。
オールカラーで、手にしっくりとなじむ小さめサイズ(縦172ミリ×横115ミリ)のハードカバー。
自分のお気に入りを記録できるメモ欄も付いています。
自分へのご褒美にも、センスの光るプレゼントにもぴったりの一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[manamuse]

欲しい鉱物がまだまだあるな〜♡可愛いキラキラ系もいいんだが、やはりカッコイイ黄鉄鉱(パイライト)が1番好きだ。来週の土曜日に2個付を落札しようと目論んでいるが、現在830円…ちなみに今年はミネショーに行くつもりでいる。著者のきらら舎にも行ってみたいな〜。

2021/10/24

[はるき]

　左開きの装丁がまず非日常への導入として良い。女の子というか、女性全般にお勧めします。

2021/02/03

[spatz]

こどもは石が好きだ。。。 いろんなところでひろういし。道の駅で、カップに一杯でいくら、で時間かけて選んだ石をずっと大事に持ってたり。修学旅行の途中でいった恐竜の化石のある博物館でもってきた石とか、宝物のようにもっている。心に残る会話。究極の断捨離。無人島に持ってく的なのでもいい。背負えるだけの物をもってゆくならお前ならなにを持ってゆく？売ってるものは値段に関わらずあとからまた買える、と考えたら？しばらく考えて、この石かな、といくつかの石を手にしていた。自分だったら何を持ってゆく？と考えたので印象的。

2021/04/23

[ＭＯＴＯ]

あの雲の形、この見知らぬ花、初めましての小さな虫…。 ふつふつと湧き上がる（知らない子）らを、知りたい。そして自分と彼らだけの特別な繋がりを持ちたい…。と、考えた故の表現なのだろうか？鉱物の紹介の仕方が楽しすぎる。 ＞飴細工の様な星々…＞小動物みたいにふわふわ…＞古代から人々を魅了した失われない夜明けの輝き…＞一括りに『石』なんて決して思えない。鉱石に対する愛情がひしひし。是非とも本物を見たくなりました。

2021/06/04

[翠埜もぐら]

著者は「鉱物ににせたお菓子のレシピ集」とか書いている方なのでそっちよりの本かと思ったのですが、がっつり鉱物図鑑でした。ただほぼ新書版の大きさの本なので写真が小さくて結晶の形がわかりずらかった。和名・英名・組成・分類と巻末に用語集や周期表が付いて入門編としては親切丁寧。装丁がしっかりハードカバー、紙色も薄茶で凝った造りになっているのも良かったです。夏の新宿でのミネラルショーは中止だったのですが冬の池袋のは今のところ開催予定。買わなくても見に行くだけで楽しいのよ。開催してほしいなぁ。

2020/09/18