内容説明
『ヒカルの碁』をきっかけに、四十歳を過ぎてから夫婦で始めた囲碁。子供の頃から親しんでいれば直感的に理解できただろう定石や用語に頭を悩ませつつ、上達していく喜びを綴るエッセイ。初心者にもよく分かる囲碁コラムも満載! 「祝 還暦! 夫婦対談」を巻末に付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
122
SF作家による囲碁エッセイ。前に作者さんが囲碁にハマっているという話を聞いていたが、週刊碁に連載までしていたとは。40代になってから旦那さんと夫婦で始めたらしく、その目線で初心者の気持ちや失敗談やら恥をかいた話まで包み隠さず書かれていて面白く読めた。そして作者さんの狙い通り、囲碁を何となく知ってる程度からもう一歩さらに興味が湧いてきた。確かに用語が壁。単に意味を知るだけじゃなくて肌で感じることが大きいのだなと。あと推理作家協会の同好会や文人囲碁会のネタも楽しめた。ミステリ作家の竹本健治さんは確かに強そう。2021/01/03
鱒子
64
少女時代からウン十年ぶりに新井素子さんのエッセイを読みました。素ちゃんが還暦とは!時が経つのは早いなぁ。わたしは全く囲碁のことは分かりませんが、囲碁を楽しむ様子が伝わる、微笑ましく楽しいエッセイでした。「強い。切れない。うん、掛布だ」夫婦の仲良しなエピソードも◎2020/12/18
はなん
21
再読)単行本で読んでます。あれから3年かぁ。今回は新あとがきに加えて夫婦対談が付いているっていうとっても豪華版な文庫化。そして私はちょうど「ヒカルの碁」のアニメ版をAmazonプライムビデオで発見して懐かしく見終わったあとのこの一冊。大変楽しく、時に大笑いしながら読み終わりました。単行本のサイン会の時、急遽素人碁を打つ父の分までサインしてもらい、囲碁をするなら人間と打ちなさい(私はヒカ碁→ゲームボーイ→おもちゃの碁盤で子どもとなんとなく→やっぱわかんないねで終わってます)と言われたんだよな。懐かしいな。2021/02/11
二分五厘
20
自分は囲碁に全く興味なかったし、ルールもわからず、読み始めたはいいけどついて行けるのかな?なんて思ってた。んで、そのまんま読了してしまった。んで、なんとなくわかった気になり、囲碁が趣味の知り合いに挑んだ結果、完膚無きまでに叩きのめされました(初心者にもなっていない素人相手に情容赦一切かけない碁打ちって奴は…)。この本は、初心者・新井素子がそれなりに頑張って初心者を克服し、それなりに楽しみながら囲碁を楽しんだ生活を綴った本です。新井先生なみに囲碁を長く楽しめる方でなければ、付け焼き刃でエラいことになります。2023/01/08
けえこ
12
40歳を過ぎてから囲碁を始め、今ではアマ1級の作者と段位を持つご主人のエッセイ。 碁力が似通っているお二人の様子はとても楽しそう。 2021/10/15
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