内容説明
緊急提言!
自分にとことん
こだわる人だけが、
この時代を生き延びられる。
『家族という病』『極上の孤独』などで、
問題提起を重ねてきた下重暁子が、
「個」で生きることの重要性を改めて説きます。
自分勝手とは、
個として生きること。
自分で判断し、
自分らしく行動すること。
これからの時代を生き抜くための
「ぶれない強さ」を備えることである。
「個」でなければ生きられない
一人で買い物にいく。
一人で散歩にいく。
一人で行動し、人混みを避ける。
一人で過ごし、極力、人に会わない。
二〇二〇年、新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて提唱された新しい生活様式は、言ってみれば「個のすすめ」だ。
これに対して、不自由だ、閉塞感がある、つらい、さびしい、といった不満の声が多々あるが、私は逆に良い機会だととらえている。
いや、むしろ「大いに結構」と感じている。
これまでの忙しい暮らしぶりでおざなりにしてきた「自分とのつき合い方」を学ぶ絶好のチャンスだと考えているのだ。
親や子がいようと、配偶者や友達がいようと、私たちは一人だ。
会社という組織に属していようと、家族の絆があろうと、それでも私たちは一人だ。
「おひとりさま」は、結婚していない一人暮らしの人だけを指す言葉ではない。
三世代の大家族で住んでも、夫婦二人で暮らしても、私たちは一人だ。
みんな、一人で生まれて、一人で死ぬ。
私たちが普段、棚上げにしていたこの事実を、新たな感染症によって、見つめ直すことができる。
いや、見つめ直さねばならない。
なぜ、個を見つめ直さなければならないのか?
それは「感染予防の観点から、やむなく一人で行動することが強いられているから」ではない。
新型コロナウイルスは、きっかけに過ぎない。
個として感じ、考え、発言し、行動できなければ、生き延びることはできない。そんな時代が来ているからである。
目次
自分勝手とは何か
■序章 これからは「自分勝手」で生きる
「個」でなければ生きられない
「コロナてんでんこ」
「みんなと同じ=正解」ではない
一人でいると弱くなる人たち
駅伝型の「協調の時代」から、マラソン型の「自分勝手の時代」へ
自分に都合よく振る舞っていい
正しい「自分勝手」で乗り切る
■第1章 人間関係から始める「自分勝手」
「いらないつながり」を整理整頓する
人からどう思われても気にしない
「人と違うことをする」という発想をもつ
「群れない、媚びない」自分勝手同士のいい関係
六十歳からの家庭内別居(夫婦別室)のすすめ
年齢の枠には絶対はまらない
自分勝手を存分に楽しめる一人旅
いちばん仲が悪い人と旅をしてみる
名所ではなく「私の桜」に会いにいく
バスツアーでも自由時間は一人で行動する
■第2章 「自分勝手」を磨くひと工夫
「責任と思いやり」をセットにする
自分で自分を養うのが基本
ちょっとした「自分らしさ」を加える
自分の個性や強みを知って磨く
主婦も自分の得意なことを勝手に伸ばす
自分勝手を通せば無駄なお金がかからなくなる
教養と精神性こそ「いざというとき」の備えになる
「自分の好きなこと」は本気でやる
趣味は真剣に、仕事は楽しく
一人でできる楽しみを見つける
■第3章 「自分勝手」のルール
自分と徹底的に付き合う
一日の中に「一人の時間」を必ずつくる
つきあいは断ち切って単独行動する
散歩に目的地はいらない
無駄こそが感性を磨く
新しい発見は「自分勝手」の特権
自分で自分を楽しませる
自分の気持ちを知っておく
感動は人にもらわない
自分で考えてつくり出す
「ちょっと待てよ」の精神を持つ
「待つ」強さを身につける
踏みとどまって考え、とっさに判断する
想像力をたくましくする
■終章 「自分勝手」を貫くために
自分の醜さまでしっかり見る
自分で決めたことには自信と責任を持つ
言うだけでなく、行動を起こす
同じ失敗を繰り返さない
反省し、より良き自分勝手を見つける
あとがき
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