角川文庫<br> 7月7日の奇跡

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角川文庫
7月7日の奇跡

  • 著者名:喜多嶋隆【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2020/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041099766

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内容説明

友人の自殺のため、船員学校を休学した雄次は、ある日、ショートカットが似合う野性的な少年に出会う。だがひょんなことから彼の秘密に気づき……。海辺の町を舞台に、傷ついた心が再生する姿を描く感動作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bura

44
友人の自殺に悩み、船員学校を休学した21歳の雄次と、親戚の家に預けられ地元に戻ったノブという16歳の少女。葉山の海辺の街を舞台に描かれるラブストーリー。もはや定番となっている主人公の何気ない得意技が幸せの突破口になっていく流れ。いつもの様にとても読みやすく、あっという間に読了。喜多嶋隆のアメリカ西海岸的空気感は現実離れしていて痛快で読み続けているが、やはり若者設定に無理があり違和感を感じてしまう。CFギャングシリーズの流葉爽太郎の様なスーパーハードボイルド野郎がこの作家の味なので新作を期待したいなあ。2020/12/27

マーシュランド

18
中学から読み続けた喜多嶋隆さん、もしかすると図書館で借りるのは初めてかも▼男女の絡みを描写する必要ないと思うんだけど▼世の中のテーマを使うのは良いけど、もっと軽くていいんじゃないかなぁ▼私は格好いい女性が活躍する話が好きですね▼2100132021/02/06

こばゆみ

6
1文1文が短い独特の文体で会話文も多いので、するする読了。主人公・雄次が海辺の街で出会った少女・ノブとのあれやこれや。ノブが7月7日生まれ。そんな話。2020/11/14

kaede

4
ほとんどの喜多嶋氏作品を読んだ。本作はこれまでと少し違う喜多嶋カラーになっていることに気づいた。特徴的な短いセンテンスが少なかったが、新たな魅力が開花した印象。 心に傷を追った者たちが海辺の町でゆっくりと、本当に少しずつ、一歩を踏み出していく。彼らがどんな傷を追ったのか少しずつ解いていく。寄り添うように物語は進んでいく。そんな彼らの姿にこちらが励まされる。2021/02/01

shake

3
秘すれば花 とても好きな言葉になった。2021/04/29

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