創元推理文庫<br> 願いの桜

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創元推理文庫
願いの桜

  • 著者名:佐藤さくら【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 東京創元社(2020/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488537074

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内容説明

「“願いの桜”の話って本当だと思う?」駄菓子屋兼骨董店を営む宗助は、馴染の中学生亜咲美からそう聞かれた。通学路から離れた寂しい場所に一本だけ立つ桜の木、その木に願い事をすると叶うことがあるという。奇妙な言い伝えや曰くつきの品物に目がない宗助は、早速その桜を調べ始める。まもなく亜咲美の周辺で理由もなく体調を崩した生徒がいることを知り、嫌な予感を覚えた宗助は、祖父の代からの知り合いで呪物に詳しい少年朱鷺に助けを求めた。呪物を捜して旅をする少年と獣の姿をしたその兄が遭遇する不思議な出来事を綴るシリーズ第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッピーハートの樹

6
怖さは無いんだけど。なぜだか夜に1人で読んでるとぞわっとしてしまいます。別の呪い関連のアニメのほうが、よっぽど怖いのに、具体的に映像にされると現実感がなくなるのかな。/主人公は地味ですよね。基本的にはそこに居ただけみたいな。それが逆に静かに時間が流れる感じで、少し、時の流れを超越した雰囲気にもなってて好きです。呪具を使ったりの派手なアクションは別のアニメで堪能してるから、これで良いです。/呪いと紙一重だと思うと、気軽に願うことも躊躇われます。でも願うことは止められない。大事な人には幸せになってほしいから。2021/03/28

彩音

6
シリーズ第2巻。またまた兄弟が出てきます。鈴と、にいーさんのコンビに癒やされました。2021/01/12

みどり

5
このシリーズの怖さ(というか、いやらしさ?)は「自分と他人は違う」と言う当たり前のことが、「自分は他人と違って《劣っている》」と感じてしまう人間が実は多くいるんだってことを、突き付けてくるところだと思う。 自分で自分を呪うがテーマなのかも。 鈴ちゃんはこれからどうなるんだろう?2022/04/05

ウォーカージョン

4
とても面白かった。前作よりは暗さが減っている。登場人物たちが多少なりとも闇を抱えているところが、作品に深みを与えている。もちろん明るい部分もきちんとあって楽しめる。2020/11/09

YH

3
前回といあ、冬二はモテモテだな。朱鷺が主役なんだろうけど、冬二よりも印象が薄く、性格もあんまり好きになれないから印象が薄い。今回は宗助と鈴の関係が微笑ましかった。2022/06/05

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