ソーニャ文庫<br> ネクロフィリアの渇愛

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ソーニャ文庫
ネクロフィリアの渇愛

  • ISBN:9784781696843

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内容説明

たとえ死んでいても私は貴女に狂喜する。

ある事件に巻き込まれて死亡した魔女のイヴ。
しかし屍は朽ちることなく、協力者さえいれば生き返ることができる。
その機会を待ち続けていたイヴは数十年の歳月を経て、
なぜか侯爵家嫡男ユリウスの部屋へ棺ごと運び込まれてしまう。
夜毎に棺の蓋を開けては、屍状態のイヴにうっとりと愛を囁くユリウス。
彼にとってイヴは母親以外で初めて心を動かされた女性であるらしい。
「ネクロフィリアのうえマザコン!?」とイヴは警戒していたのだが……。

ネクロフィリアの貴公子×死せる魔女、ひと目惚れ執着ダークロマンス。


【目次】
プロローグ 魔女が死んだ日
第一章 貴公子、死体を手に入れる
第二章 満たされた生活
第三章 初めての蘇生
第四章 過去が繋がるとき
第五章 終着の春
第六章 ネクロフィリアの若き国王
エピローグ 最愛の人と生きる未来
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽぽりん

13
タイトルや表紙から重苦しい内容かと思っていたのにやたら軽かった。ヒーローは無駄に明るい。残念なイケメンという見方もあるが、そこまででもない。己の道を信じて突き進む系。ヒロインは死んでる時はツッコミ系だったのに蘇生したら後ろ向きでかなりイライラ。境遇から仕方ないとは言えるけど。大公が国王暗殺するくらいなのにビビりで呆気ない。開き直り具合は素晴らしかったけど。再蘇生できるのを黙ってても最初にネタばらししてるんだから、口滑った件はそのまま流した方が見落とし安くて良かったような(読者がね)イラストは好きじゃない。2020/12/09

十六夜

7
森で薬を売って暮らしていたが陰謀に巻き込まれ殺されてしまった魔女なヒロインと、闇オークションに流れてきた死体の彼女を買い取り鑑賞に浸るヒーローとの物語。ヒロインは蘇生の力がありキスで生き返るけど、最初のうちは死体を愛でるヒーローにドン引きしている(笑)結局ヒーローをいいひと判定して夢で彼と交信、キスしてもらって生き返り、さらには自分を殺した犯人とヒーローの家族を殺した犯人を追い詰めることになり、みたいな話。死者の話なのにヒーローの性癖のせいか妙に明るくて不思議な話だった……2020/11/10

しじまいずみ

6
お伽噺のようなお話だった。ヒロインが良く言えば慎ましく、悪く言えばくどくいじいじしている印象は受けたものの伏線の回収や設定を活かしたストーリー展開だったと思う。 ハッピーエンドで〆なのは良い。2021/04/01

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