幻冬舎単行本 父よ、あなたは…

著者名：沖田×華【著】

幻冬舎（2020/10発売）

• ISBN：9784344036840

内容説明

嫌い嫌い大嫌い、超憎んでる父(17年間、音信不通)が突然、死んだ。
それが、まさか、こんな気持ちになるなんて!
『透明なゆりかご』『お別れホスピタル』『不浄を拭う人』で絶好調、
沖田×華、亡き父タカシの喪の仕事!


暴力、暴言、略奪、ストーカー行為、警察沙汰ーー父にはさんざん迷惑をかけられた。家族はみな父から逃れるためにバラバラに暮らした。つまり一家離散だ。私は父が大嫌いだった。東京に出てきて漫画家になり、忙しく仕事をしていた。父とは2度と会うつもりがないまま気がつけば17年が経過していた。そこへ突然、届いた父の訃報。バラバラに生活していた家族が久しぶりに顔を合わせることになり、それがまた新たな事件の始まりとなった!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[剛腕伝説]

拗れた家族関係は重く煩わしい。

2021/10/21

[スリカータ]

どうしてこう禄でもないひとが出てくるのか。面白く描いてるけど笑えない。自宅で孤独死した父の葬儀や相続の騒動。せめて末弟がまともであればと思うが。長弟がストレス脱毛になったのは気の毒。ババを引かないように自分守ること、時にはキレて放棄することの大切さを教えられた。葬儀も墓石も高い。加えてお坊さんに払うお布施もあるし、葬儀は無宗教の直葬でいいと思う。

2025/11/23

[フキノトウ]

色々あった父の死。終わってからの手続きなどが大変。話が分かる人ばかりならいいのにと思う。

2024/04/21

[猪狩 紀恵]

全て実話だとしたら、この家族本当に大変だなぁと思う。 父親もこの時間が好きだったのかも、その時は楽しかったのかもって考えられるようになって良かったと。最後まで頑張っていろいろやったことで心残りがなくなったんだろうな。

2025/01/14

[フラちゃん]

こんな最悪な父親のためにお金と時間を使うなんて、沖田さんも長弟さんも何て優しい子どもなんたろう。自営業だったうちの父も、私が小学生頃からこき使うし煙草を買いに行かせて間違えると怒る、自分が気に入らない事があると怒鳴る人だった。まだ存命だけど疎遠の今、何かあったら私がやらなきゃいけないのかと思うと憂鬱。沖田さんみたいに関われないわ。

2025/07/26