双葉文庫 あやかし商品開発部 取り憑かれるのがお仕事です

著者名：鈴鹿千秋【著】

双葉社（2020/10発売）

• ISBN：9784575524093

内容説明

社会の理不尽に耐えかねて、新卒で入社した会社を一年で辞めた壷井千和は、外資系のスポーツ用品メーカー「ヴィクトル」に契約社員として入社する。そんな千和の前に現れたのはなんだか妖しい長髪の男。「よし、君は異動だね。第三商品開発部へようこそ！」「私まだ入社して一週間も経ってないんですけど……」。妖しい部署の妖しい部長、はたしてそこは『あやかし』の力を使って商品を開発する部署だった！　『あやかし×お仕事』ストーリー開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はなりん]

あやかしの力や能力を商品開発に取り入れるため、あやかしに憑依させ実験するテスターとして、スポーツメーカーに再就職した千和。前向きで善良な心が揺るがないので、あやかしの信頼を得ていく。半妖の上司綾人との恋愛未満のやり取りが、ムズムズして楽しい！前任者との関係が三角関係に発展するのか･･･、部長の安倍と同じく、生温かく楽しみたい。

2021/01/01

[きょん]

会社の理不尽に心折れた主人公が、妖の力を借りてスポーツ用品の商品開発をする部署で頑張る姿が爽やか。少し触れられていた前任者の絡んだ話がもうちょっと読みたいので続編出たらいいな。

2020/10/23

[みどり]

この手のお話ではありがちだけれども、でも、主人公が「ノリと体力だけ」で立ち向かうのもなかなかに斬新。 あやかしたちは、心優しい人間が好きだよね。

2022/03/18

[デジ姫]

数年前に読んだマルサ関連の本の主人公と上司の関係と似ている。体育系の千和のサバサバが気持ちよかった。千和のパワーがアチコチに散らばっている。

2020/12/23

[あずとも]

あやかしの力を使って商品を開発する仕事、それもあやかしを憑依させるっていう発想が面白かった。基本的に悪い人物が登場しないのでさくっと読めるし前向きになれる話。そしてモフモフは最強。

2020/10/16