内容説明
霊能者・長谷川裕子は、悩んでいる若い夫婦を紹介された。夫婦の二人の幼い娘たちが車に撥ねられ、姉が亡くなったという。その後生き残った妹が変なことを言い出した。「あたし、鏡に映らない。きっと吸血鬼になったんだ」(「鳥は涙を流さない」)霊を巡るさまざまなトラブルの解決のために、人知れず命まで懸ける霊能師たちの活躍を、ときに優しく、ときにシニカルに、ときにユーモラスに活き活きと描く『霊能ミステリー』登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sayuri🍀
103
「鳥は涙を流さない」「霊能者の矜恃」「無精狐は義理堅い」「山姥はもういない」「はじめての失敗」「生き仏」6話収録の連作短編集。霊能師が、日常で起こった様々な霊トラブルを解決していく霊能ミステリー。ホラー・ミステリーと銘打たれていたが、ホラー的な怖さは殆ど感じず意外とあっさり読み進める事が出来た。1話の交通事故にあった姉妹の物語はその結末に切なくなり、2話の除霊の場面では霊能者の食欲を表現したグロテスクな描写に慄いたり、3話の女子高校生のこっくりさんからの展開にドキドキしたり毛色の異なる6話をサクッと読了。2020/11/02
ままこ
89
タイトルそのまま霊能者たちの6つの連作短編集。印象に残ったのは交通事故にあった小学生の姉妹の話「鳥は涙を流さない」はとても切なかった。「霊能者の矜持」勝也と玲奈の〈除霊〉の仕方にはウゲッ!と驚いた。その現場は見たくないな。「生き仏」ラストのオカメインコのハルちゃんがいじらしく胸がジンとなる。面白かったので続編が出たら読んでみたい。2021/01/22
ゆみねこ
76
霊視・お祓い・除霊、見える人々の物語。ホラージャンルの割りには怖くはなかったですが、除霊のグロテスクさにちょっと怯みました。交通事故で亡くなった姉妹のお話は切なかったです。2020/11/13
星群
72
初読み作家さん。霊能者が主役の連作短編。嫌だぁぁあ、こんな除霊の方法。焼きプリンだの梅ゼリーだの、私は嫌だ。何か、妖怪じみてて兎に角嫌だ。『鳩』『蝸牛』とか通り名の設定とかは面白いのに、除霊の方法が嫌だ。挙げ句の果てには、ソース派だの醤油派だの。あーやだやだ。あっ、そういえば『除霊』と『お祓い』って別物なんですね。2025/08/24
yukision
60
霊能者を扱った連作短編集。この除霊の方法は斬新でかなり衝撃的。終始癒してくれるのはオカメインコの存在。ただ、その登場の経緯が辛い。全体としてはまあまあ…かな。2021/05/22
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