ブルーナーの「文化心理学」と教育論 - 「デューイとブルーナー」再考

個数:1
紙書籍版価格
¥9,900
  • 電子書籍

ブルーナーの「文化心理学」と教育論 - 「デューイとブルーナー」再考

  • 著者名:嶋口裕基
  • 価格 ¥9,900(本体¥9,000)
  • 勁草書房(2020/11発売)
  • ポイント 90pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326251308

ファイル: /

内容説明

ブルーナーは、著書『教育の過程』により、日本では「教育の現代化への理論的支柱の提供者」として理解された。しかしその後に著された『教育という文化』や『意味の復権』で展開した教育論によれば、その理解は正当ではない。ブルーナーの提唱した「文化心理学」と教育論の特徴を明らかにしつつ、デューイの教育論との比較も行う。

目次

はしがき

凡例

序章 本書の研究目的と構成
 1 本書の研究目的
 2 先行研究に対する本書の位置
 3 本書の課題と方法
 4 本書の構成

第1章 「文化心理学」の形成過程1――生い立ちから第二次世界大戦まで
 1 大学入学まで
 2 デューク大学時代
 3 ハーバード大学大学院と第二次世界大戦

第2章 「文化心理学」の形成過程2――知覚の研究から乳幼児の言語獲得研究まで
 1 知覚の研究
 2 思考の研究
 3 教育の研究
 4 発達の研究
 5 乳幼児の言語獲得研究
 6 まとめ――乳幼児の言語獲得研究までの「知ること」の探究の到達点

第3章 「文化心理学」の構造
 1 「文化心理学」提唱の背景
 2 「文化心理学」における「意味」・「解釈」・「間主観性」・「文化」
 3 ブルーナーの「文化心理学」における「心」と「文化」
 4 まとめ――ブルーナーの「文化心理学」の構造とそれに反映された研究関心
 補節 ブルーナーの「文化心理学」における「心」と「構成主義」

第4章 形成過程から見る『教育という文化』における教育論の特徴
 1 「文化心理学」と教育
 2 『教育という文化』の形成過程1――就学前教育論と『教育という文化』の関連性
 3 『教育という文化』の形成過程2――知覚の研究と『教育という文化』の関連性
 4 「文化心理学」提唱後に展開された教育論の特徴

第5章 「2つの思考様式」と「構成主義」の吟味
 1 「2つの思考様式」の吟味――思考様式の二分法を中心に
 2 ブルーナーの「構成主義」の吟味

第6章 「2つの思考様式」と教育
 1 「ナラティヴ」の教育的地平
 2 教育における「2つの思考様式」の関係性
 補節 ブルーナーの「構造」の再検討

第7章 「フォークペダゴジー」
 1 「フォークペダゴジー」の概観
 2 「文化心理学」提唱前の教育論に見る「フォークペダゴジー」の萌芽
 3 「フォークペダゴジー」の核心――「教授」の「間主観-志向的アプローチ」
 4 「フォークペダゴジー」の可能性

第8章 「デューイとブルーナー」再考の必要性
 1 ブルーナーによるデューイのいう「道徳」の是認
 2 「言語と経験」のデューイ解釈
 3 ブルーナーとデューイの言語獲得論における関係性
 4 「デューイの後」と「言語と経験」との間のデューイ解釈の差異について
 5 まとめ――「デューイとブルーナー」再考の必要性

第9章 「デューイとブルーナー」再考――「文化心理学」提唱後に展開された教育論の再解釈
 1 ブルーナーの「文化心理学」とデューイの「文化的自然主義」
 2 「探究」についての「反省」としての「ナラティヴ」
 3 「成熟と未成熟の相互作用」としての「フォークペダゴジー」の射程
 4 まとめ――「文化心理学」提唱後に展開された教育論の再解釈

終章 本書の要約と今後の課題
 1 本書の要約
 2 本書の成果と今後の課題

引用文献一覧
あとがき
人名索引
事項索引

最近チェックした商品