地域包括ケアと医療・ソーシャルワーク

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地域包括ケアと医療・ソーシャルワーク

  • 著者名:二木立
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  • 勁草書房(2020/11発売)
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  • ISBN:9784326701070

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内容説明

2017年の介護保険法改正と17~18年の医療・社会保障関連の主な閣議決定を複眼的に検討。改正の目玉である「介護医療院」の創設に込められた厚労省の狙いとは? 6年ぶりに改定された「高齢社会対策大綱」において「社会保障の機能の充実」が消失した意味とは? 法改正の背景から詳細に論じ、地域包括ケアの今後を展望する。

目次

はしがき

序章 国民皆保険制度の意義と財源選択を再考する

第1章 地域包括ケアと地域医療構想
 第1節 地域包括ケアと地域医療構想についての事実と論点
 第2節 在宅での看取りの推進で医療介護費の抑制は可能か?
 第3節  地域包括ケア強化のための医療と福祉の連携をどう進めるか?
 第4節  地域包括ケアに向けて医師を志す者は何を学ぶべきか?
 第5節 「 地域包括ケア研究会 2016年度報告書」をどう読むか?

第2章 ソーシャルワークと介護人材確保
 第1節 「 地域力強化検討会最終とりまとめ」を複眼的に読む――ソーシャルワーカーの役割を中心に
 第2節   近年の医療・福祉改革はソーシャルワーカーにとって好機か? 危機か?
 第3節  日本のソーシャルワーク・社会福祉領域で常用されている概念・用語に対する私の3つの疑問と意見
 第4節 介護人材の長期的確保策をどう考えるか?

第3章 2018年度診療報酬・介護報酬改定と医療技術評価
 第1節  医療経済・政策学の視点から2018年度診療報酬・介護報酬同時改定を読む
 第2節  医薬品等の費用対効果評価の価格調整方法の大筋合意を複眼的に評価する
 第3節  医薬品等の費用対効果評価は「医療政策的」にはもう終わった
 第4節  2018年度診療報酬改定でのロボット支援手術の保険適用拡大の政策的・歴史的評価――「採算割れ」点数は新技術の普及を阻害しない

第4章 2017年介護保険法改正と「骨太方針」
 第1節 介護保険法等改正案を複眼的に読む
 第2節 「骨太方針 2017」・「未来投資戦略 2017」の医療改革方針に新味はあるか?
 第3節 「骨太方針 2018」と「社会保障の将来見通し」の複眼的検討
 第4節  安倍内閣の「高齢者対策大綱」は前政権の大綱とどう違うか?

第5章 『 厚生(労働)白書』の「生活習慣病」と「社会保障と経済」の記述の変遷
 第1節 厚生労働省の「生活習慣病」の説明の変遷と問題点――用語の見直しを検討する時期
 第2節 『 平成29年版厚生労働白書――社会保障と経済成長』を複眼的に読む
 第3節  過去の『厚生(労働)白書』中の「社会保障と経済(成長)」関連の記述の変遷

第6章 日本と韓国の混合診療論争
 第1節  故植松治雄元日本医師会長が主導した2004年の混合診療全面解禁阻止の歴史的意義
 第2節  韓国・文在寅政権の医療改革案と医師会の反対――混合診療をめぐる論争を中心に

第7章 医療経済学の論点とフュックス教授からの学び
 第1節 「 モラルハザード」は倫理の欠如か?――医療経済学での用法
 第2節 医療費増加の「最大の要因」は医師数増加か?
 第3節  フュックス教授の『医療経済・政策学』から何を学ぶか?

補章
 第1節 「 医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書」の複 眼的検討――医師需給分科会「中間取りまとめ」との異同を中心に
 第2節  トランプ政権は2国間交渉で日本医療に何を求めてくるか?――TPP 論争も踏まえての検討と予測
 第3節  日医総研「日本の医療に関する意識調査」を複眼的に読む――医療満足度の向上と平等医療への強い支持

終章 私の医療経済・政策学研究の軌跡――日本福祉大学大学院最終講義より

初出一覧
あとがき
事項索引
人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

大西正志

5
二木立は、基本的なところで革新的な方であるが、政策の分析と対応は極めて現実的。政府の基本政策の変遷を丁寧に読みとき、その変化を見逃さず評価しアピールしてくるところはすごい。ソーシャルワーカーが医療や福祉事業所内だけでなく、地域でのキーマンになれとの指摘はその通りと思う(職種がちがうのに勝手なことをといわれるかもしれませんが)、地域包括ケアとはネットワーク作りであり、かつ、単なる連携ではなく、多職種協同なのだという指摘も鋭い。2020/01/29

hurosinki

3
しばしば介護中心とみなされる地域包括ケアシステムが、医療とも密接に関わっていることを示している。内容は各所で発表された著者の論考をまとめたもので、あまり体系的ではない。しかし初めの方は医療者にとっての地域包括ケアを知る上で有用。高度急性期その他の病床を「地域医療構想」の中で削減する一方、入院患者の減少分は「地域包括ケア」における施設(介護医療院等)や在宅医療が引き受ける。2021/06/05

すのす

2
担当なのに医療介護の政策に暗いので、それ自体の勉強に加え「複眼的に」見たいと思い。二木先生本は過去に一冊持つも、少し読んで職場に寄贈してしまったので、後悔もあった。内容もそうだが、客観的であること(概ね政府方針と同じだが、批判するものは批判している)、フェアであること(過去の自説の誤りを訂正するなど)、結論→各論の構成で読みやすいこと、が利点。混合診療など論争的論点もあり、広く見るのに便利だった。あとは自身でどう考えるか、で、そこは現場のリアルと政策の理念・思想を両輪で見て、深めることが宿題。2021/03/14

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