孤立不安社会 - つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖

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孤立不安社会 - つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖

  • 著者名:石田光規
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2020/11発売)
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  • ISBN:9784326654185

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内容説明

つながりに取り込まれているように見えて、その内側に孤独感を抱えている人が増えている。本書は、多くの人がつながりに対して漠然とした不安を抱く社会を「孤立不安社会」と名付け、現代社会の孤立にまつわるさまざまな現象を検討する。私たちはなぜ、「一人になること」を恐れるのか。量的調査、質的調査を用いて解き明かしてゆく。

目次

はじめに

序 章 孤立不安社会の到来――個人化の果てに
 1 孤独・孤立を不安視する社会
 2 「選択的関係」の主流化と孤立不安社会
 3 つながり格差の発生
 4 自己決定と関係性の再編
 5 私たちの人間関係
 6 本書の構成

第I部 選ばれない不安

第一章 選ばれない不安、毀損される承認――婚活を事例として
 1 私たちの人間関係――序章を振り返って
 2 変わりゆく承認
 3 承認の獲得としての婚活
 4 コミュニケーションの当惑
 5 婚活の明暗
 6 婚活の果てに――承認獲得競争の顛末

第二章 つながり格差の時代――迫り来る孤立の恐怖
 1 格差化するつながり
 2 人間関係の効用
 3 つながり格差の実態 1――恵まれる上位層、排除される下位層
 4 つながり格差の実態 2――同類的集団の形成
 5 「選び、選ばれる関係」の不透明さと恐ろしさ

第II部 選ばせられる孤立

第三章 孤立と自己決定の危うい関係
 1 孤立する自由と不安定化の狭間で
 2 孤立死とその対策
 3 孤立者を支援することの難しさ
 4 孤立死をめぐる自己決定問題
 5 孤立と自己決定の複雑な関わり
 6 孤立死問題への対応と善き社会に向けて

第四章 私たちの人間関係にひそむ象徴的支配
 1 孤立を促す生活態度への着目
 2 自己への関心と親による面倒見――分析モデルの提示
 3 分析に用いる変数
 4 自己への関心、親による面倒見は孤立と関連するのか――計量的分析
 5 孤立をめぐる重層的な排除――本章のまとめ

第III部 つながりづくりの困難

第五章 つながる地域は実現するのか――地域社会の関係性
 1 つながりを望まれる地域
 2 研究のなかでの地域のつながり
 3 量的調査から見る地域のつながり
 4 現代社会の近隣関係

第六章 なぜ私たちはつながらないのか――都市郊外の研究から
 1 コミュニティの十字架を背負って
 2 郊外都市多摩市の概要
 3 コミュニティセンターの概要
 4 住民が織りなす「コミュニティ」
 5 つながる地域を実現するために

終 章 孤立不安を越えて
 1 これまで見てきたこと
 2 孤立からの脱却――弱い紐帯再訪
 3 孤立不安社会からの脱却

補 論 SNSとつながり――ケータイ、スマホによる「自由からの逃走」
 1 情報通信機器と人間関係
 2 「選択的関係」の主流化
 3 常時接続の時代
 4 グレーゾーンの撤廃
 5 これからの関係性

あとがき
文  献
索  引
初出一覧

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