内容説明
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音楽のもつ感情性-演奏の達成感・聴衆の一体感・高揚感…そういった感情状態は私たちの行動にまで影響をもたらす。はたして、それはどこまで一般化でき、普遍性をもつのだろうか。これらの問題に認知心理学的な立場でアプロ-チを試みる。前半は音楽認知研究と認知-感情研究の概観、後半は筆者の実験・調査デ-タ。
目次
1章 音楽の認知心理学的研究の概観と本研究の意義
2章 音楽の聴取による感情が課題遂行に及ぼす影響1:認知における気分一致効果と気分状態依存効果
3章 音楽の聴取による感情が課題遂行に及ぼす影響2:言語課題遂行時の聴取音楽による気分一致効果
4章 音楽作品の感情価測定尺度の作成および多面的感情状態尺度との関連の検討
5章 音楽作品の感情価の測定
6章 音楽作品の聴取によって喚起される感情の個人差
7章 総合的考察