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内容説明
失敗に次ぐ失敗、それでも僕たちは、ネギ界のダイソンを目指す!
ミシュラン星付きのシェフは唸り、スーパーのバイヤーたちは喜び、大手種苗会社の営業担当者は膝を打つ。「ブランド創り」「マーケティング」「営業の肝」「働き方」・・・・・・、常に革新を求める彼のネギにはビジネスのすべてが詰まっている!!
風雲児による、おもしろすぎる経営論。
●相手を見極めるのがポイント
●常識を疑え
●物量は力なり
●3本セットから2本セットに替えた理由
●なぜスーパーに営業をかけたのか
●高いものを安く見せる
●作業はバックが鉄則
●土寄せの極意
●有機肥料が良い理由
●作業を時速で考える
●畑は小さいほうがいい
●端っこ2メートル問題
●サポート係で3割の生産性向上
●自分のペースで働ける会社に
清水寅、身長158センチ。「初代葱師」を名乗る彼は、「ねぎびとカンパニー」という会社の経営者でもある。高校卒業後、金融系会社に就職。その後営業で頭角を現し20代で7社の社長を歴任。そこから30歳でまったく無縁だった農業の世界に飛び込み、ネギ農家に。多くの失敗を重ねながら、持ち前のバイタリティと探究心、そしてサラリーマン時代に培った経営感覚で、農の世界で大きな渦を巻き起こしている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
79
図書館本。 1本1万円のネギ…???売れるわけねーだろ!と思いながら手を取った。肉は産地ブランドにこだわるのに野菜には無頓着という意見。すみません。家庭菜園なんてやっていながら野菜を軽んじていました。そして贈答用のネギだったのですね。お高いデパ地下の野菜コーナーを観察するのが楽しみになりました。 そしてスーツ着たヤツは農業無関心兼農薬大好き反自然というイメージがありましたが、すみません。スーツ着た著者も無農薬派でした。2023/11/23
ehirano1
72
精神論とロジカルシンキングが混在していて興味深かったです。どっちか片方じゃダメで、両者を上手く使いこなしてシナジーを引き出すんだなぁという想いになりました。2025/05/20
Kentaro
54
「成功は1%の才能と99%の努力」なんて格言は噓だと思っている。才能という言葉を使えるのは、エジソンとかアインシュタインとか、ごくごく限られた天才だけ。自分のような凡人は「0%の才能と100%の努力」で勝負するしかない。でも、100%の努力さえできるなら、必ず成功すると信じている。だから、最初に就職した会社でも、オフィスビルが開く早朝から、閉まる深夜まで、ずっと仕事をしていた。実験に実験を重ねて「こっちのやり方のほうがいい」という結論を積み重ねた結果、一般的な栽培法とはだいぶ違ったものになった。2022/02/07
おつまみ
45
ブランド力ってすごく大事。1万円で売れるのではなくて、どうやってブランド化するのかが大事。ブランド化すると、自然と値段は高くなるし、やっぱり服や食べ物と同じでブランドは他人からしたら相手を理解するための肩書きになるから。別に何でもいいと思うけど、肩書きって大事だなあと実感した。それがあると、多少高くても買ってしまうし。この本はネギだけど、他の野菜や果物でも同じことが言える。如何に人から見られるかがすごく大事で、ブランドするための苦労が実感させられる。
くぅ
34
うーむ。私しゃね、体育会系の思想はどうも苦手。儲け方は上手いなと思ったし、マーケティングとしては学ぶこともあった。さらにご本人が非常に努力家で、それが根底にあるから回ってるんだとは思ったけども。別に従業員に強制してるわけじゃないしいいんだけど、でも寝ないで働く!的な感覚はよう理解でけん。そして私は、都内のネギが3本から2本になったとき、割高にされたな…って思ったよ。。。それでもこの人の言うように買ったけどね、買えない値段じゃないしないと困るからさ。2021/11/27