内容説明
年間30万頭、1日約820頭――これは、日本で殺処分されている犬猫の数。純血種の犬、生まれたばかりの子猫、人間が大好きで従順な猟犬……。なかには一時流行になったチワワやプードルもいる。これは、人間の身勝手で施設に持ち込まれ、悲しい最期を迎えることになった動物たちのレポート。尊い命を簡単に捨ててしまう人たちがいること、そんな人間の犠牲になっている動物たちがたくさんいるという現実を訴えます。一方で、処分されてしまう動物たちを救おうと、精力的に活動している人たちの姿も。母親ときょうだいたちが感染症で死んでいく中、奇跡的に生き延びた2匹の子犬、骨折した足を治療されることなく多頭飼いされ、人間不信に陥っていた犬。行き場のなかった子が、里親の元で幸せを取り戻していく姿を感動的に描きます。施設の檻にしがみつき、訴える瞳、新しい家族に抱かれ、見つめる瞳……犬や猫たちの姿を見て、何かを感じて下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
44
2010年発行なので6年前になるが、きっと犬猫たちの状況はあまり変わっていないだろうと思う。殺処分から助ける為に引き出すボランティア団体は増えていることだろう。最近よく耳にするので。後はペットショップの問題だと思う。安易に子犬を販売しないで欲しいと思う。飼い主との相性など、ちゃんと見極めて販売して欲しい。いや、むしろペットショップでの生体販売はやめて、ちゃんとしたブリーダーと面談の上、この人なら大丈夫という人にしか売らないようにしてほしい。でないと帰る家のない子を増やし続けるだけだと思う。2016/08/02
Hammer.w
13
図書館より。読んで10ページ気持ちが悪くなりました。犬を飼っている方はすぐに一緒に散歩へ出かけたくなります。処分するシステムは分かりました。大切に生きれば救われる命は絶対にあります。エサを飼って帰ります。喜ぶ顔を見たいので。2023/09/13
emiko
4
人間のエゴで生命を絶たれる前のどうぶつたちの哀しい眼が、突き刺さる。 わたしは、成猫で超ビビリの保護猫を飼っているが、徐々に心を開いてくれているのがわかるから、最後まで責任をもって面倒を見なくちゃと強く思う。2023/08/16
夜宵 秋
4
収容された動物たちの視線に何ともいえないものを感じた。日本も殺処分0を目指して様々な取り組みを行っていってほしい。ブームでペットを飼う人が多い現状があるだけに、考えさせられる本だった。2011/01/12
sachikmgi
2
人間の身勝手さに悔しくなるけれど、小さな命を救うのも人間なのだ。自分にできることは少なくても一歩ずつ未来へ。殺処分ゼロをめざして。2012/11/27
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