評伝フィリップ・ジョンソン - 20世紀建築の黒幕

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評伝フィリップ・ジョンソン - 20世紀建築の黒幕

  • ISBN:9784865282948

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内容説明

MoMAの初代キュレーターに就任、世界的な潮流となった建築展を仕掛けた男。
アメリカのヒトラーにならんとした男。
現代美術と建築の世界で知性とカネの力をふるった男。
建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞をはじめて受賞した男。
ミースへの憧れとコンプレックスに引き裂かれていた男。
ドナルド・トランプと協働しアメリカの都市風景を変えた男。

いまだ見学者の途絶えないモダニズム建築のアイコン〈ガラスの家〉の設計者であるフィリップ・ジョンソン。数えきれない称賛の一方で、非難も多い。いわく、建築をデザインの遊びに貶めた、権力に心酔するファシスト、気まぐれな金持ち仲間のお遊び……。
アメリカで最も憎まれ、最も愛された男の規格外で行方しらずの情熱を描く一冊!

目次

日本語版への序文
プロローグ
第一章  先生のお気に入り
第二章  回心
第三章  スタイルの男
第四章  ショー・タイム
第五章  マエストロ
第六章  砂金の二人組
第七章  アメリカの総統
第八章  オヤジ
第九章  二度目の再出発
第十章 信仰と背信
第十一章 杖
第十二章 テラスでカクテルを
第十三章 第三の都市
第十四章 タワーとパワー
第十五章 サークルの長
第十六章 すべては崩れゆき
第十七章 空想の抗えぬ魅力
エピローグ/謝辞/訳者解説
人名索引/註

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鵐窟庵

6
スターアーキテクトの謂れとなった建築家の評伝。裕福な出自で近代建築キュレーターとして華々しくデビューし、出自による無垢さと彼の性的傾向と耽美性からナチズムに傾倒し、建築を始めてアメリカで一躍有名な作家となった。アメリカ建築に与えた影響は計り知れず、多くの論壇や競技で若手を発掘し、恣に潮流を変えていた。付き纏う様々なゴシップやお祭り騒ぎ、交渉の数々が大都市のスカイラインを決定していった。彼の作品は空虚で巧みではない。逆説的に彼が空虚だったが故に様々な人物や思想、表現を接続できた媒介者として君臨したのである。2020/12/09

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