内容説明
30歳で夭折した天才作家が創造し、すべてのヒロイック・ファンタジーの源となった傑作シリーズを、最新の校訂研究にもとづいて贈る第2集。女王の死んだはずの双子の妹が魔女となって帰還、小王国カウランは一夜にして、女王と入れ替わった魔女ひきいる傭兵軍団の手に落ちた。これに立ち向かう守備隊長コナンの苦闘を描いた、圧巻の表題作をはじめ5編を収録する。また巻末には、著者と親しかったH・P・ラヴクラフトの手になる、詳細なハワード評伝を収めた。【収録作】「黒い怪獣」/「月下の影」/「魔女誕生」/「ザムボウラの影」/「鋼鉄の悪魔」/「ロバート・アーヴィン・ハワード――ある追想=H・P・ラヴクラフト」/解説=中村融
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
9
若きコナン、第二巻です。コナンは若き蛮人として、頑健な肉体と断固とした意志をもち、友には手をさしのべ、女には優しい。しかし裏切るものには容赦ない。ハイボリア諸種族ではない、北方のキンメリアの混血児。白い肌、黒い額で切りそろえた髪、炎となって燃える青い瞳。今回の舞台は主として西方ですね。この本で、ハワードって人は蛇が嫌いだったんだとよくわかります。(笑)2007/03/20
光秋
4
全集1巻はあまりのめりこめなかったのだけど、この2巻はずっと面白く読めた。意外とネタ元として歴史上の人物名などがそのまま使われていたりするのが個人的には微妙だけど(ネフェルタリとかサロメとか)、そういうの無視してもコナンの力強さが随所に発揮されていて楽しい。映画コナンの元ネタもこの巻に散見されていて、例えば「嘆きの木」の磔や女王タラミスという名前だけとかは表題作にあり。意外と筋肉が売りのコナンの敵役も同様のマッチョタイプが多い。人間だろうと怪物だろうと魔術師だろうと! 解説により他作品にも興味が湧いた。2026/04/04
記憶喪失した男
4
ぼくは、コナンに、体育会系の筋肉マッチョというよりは、理知的な人という印象を受けました。
ちぬ
4
相変わらず面白い。毎回のプロットはさして変化はないのだが、コナンが生きる世界が浮かび上がってくる書き込みが素晴らしいし、血沸き肉躍るという言葉はコナンのシリーズのためにあるような言葉だろう。一巻には幻想的・抒情的なものもあったけれど、今回はがっつんがっつん殺し合いしまくってました。2013/05/20
hermatype
4
いかにもコナン、これこそコナン、と思わせる作品が集まった巻。表題作「魔女誕生」はいきなり魔女が誕生してびっくりした(てっきり最後に誕生するものとばかり)。ところで表紙絵はもっと扇情的で安っぽい方がいいと思う。昔のペリー・ローダンみたいな感じで。2010/08/07




