内容説明
発達障害特性のある夫との関係に苦しみ、悩む妻は少なくありません。
「変わらない夫」に苦悩するよりも、うまく距離をとることで、あなた自身の人生を「幸せ」に生きてよいのです。
あなただけが必要以上の努力をし、疲弊する必要はありません。
本書では、6組の夫婦のエピソードと、発達障害当事者である夫の体験談を例に挙げ、妻が夫とうまく距離を保ちながら、自分の幸せをつかむための具体的な方法を、夫への関わり方に加え、妻の性格傾向にも触れながら紹介しています。
いろいろな夫婦関係のあり方を踏まえて、妻が自身の生き方を見つめ直し、「本当の幸せ」をつかむためのヒントが詰まっています。
自らもカサンドラ症候群を体験し、カサンドラ支援団体の代表も務める専門カウンセラーだからこそ伝えられる、苦悩する妻の背中を後押ししてくれる一冊!
目次
第1章 夫の言動に悩んでいるのは、あなただけではありません
第2章 夫に発達障害特性があっても同居はできる
第3章 別居することで手に入る穏やかな夫婦生活
第4章 離婚も前向きな選択肢の一つ
第5章 ゴールは自分が主人公の人生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
21
カサンドラの原因はパートナーにあるんですが、自分を追い詰めている一端は自分の認識にあるというのもわかります。発達特性と理解したうえで、自分はどうしたいのか。第三者の存在もホント重要ですね。(☆3)2021/09/12
りんりん
8
一緒に生きていく選択をしてもいいし、距離をとってもいい、夫婦の形は色々。家族のいいカタチを探そうと共に思える夫婦だけが一緒に生きていくことができる。それはカサンドラと発達障害の夫婦に限ってのことではないのだろうけれど。結局歩み寄ろうとすることができない受動型の場合は距離をとるのがベターだと肯定してもらえて、この手の書籍では珍しく(笑)読み終わってイライラしなかった。2020/12/13
koike
5
妹の借り本を勧められて読みました。カサンドラ症候群は、発達障害特性のあるパートナーに翻弄された結果、身体的・肉体的にダメージを受けて出てくる症状の総称です。著者さん自身、旦那さんの発達障害特性によりカサンドラ症候群を発症、その後心理療法とセルフカウンセリングで回復した経験をお持ちです。現在はその経験を基にカサンドラ支援団体を立ち上げ運営しています。タイトル通り「夫は発達障害なのではないか?」と悩む妻向けの内容。現状分析→今後の選択肢3選(同居/別居/離婚)→最終目標、という分かりやすい構成。2023/04/01
ゴリラ爺
4
性格や価値観の不一致が前提にあって、性分を変えられない(発達障害傾向の)夫と、それゆえに夫に合わせるしかない妻、そこに周囲(相談相手)の無理解がのしかかることで精神を病むのがカサンドラ症候群。妻がどう対応してきたのかのケーススタディが豊富。情緒的関係を結んだ両者の一方が発達障害傾向もう一方が定型発達の場合に起こる現象だから、構図が逆のパターンもあるのに夫がカサンドラ症候群になったという話は中々聞かない、その非対称性の方が気になる🦆2021/08/13
Takeshi N
3
妻が読む本と思われたが、読み友さんのレビューが気になって読了。これは自分のこと?!と思われた事例もいくつか。忙しい仕事人と自覚している人は、すぐに結論する効率的会話になってしまい、妻との情緒的な共感場面が少ないのだろうな。自分も妻からよく指摘された。発達障害の自覚がない夫たちが、ぜひ読むべき本ですね2022/06/16
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