岩波ジュニア新書<br> 大学で大人気の先生が語る〈恋愛〉と〈結婚〉の人間学

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岩波ジュニア新書
大学で大人気の先生が語る〈恋愛〉と〈結婚〉の人間学

  • 著者名:佐藤剛史
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 岩波書店(2020/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005008094

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内容説明

結婚するってどういうことなのか考えたことがありますか? 自分の思い描く人生を実現するためには,進学や就職と同じように,恋愛や結婚についても自ら学び,考えていくことが必要です.では,いま何を学び,考えればよいのでしょうか.大学で人気の著者がさまざまな角度からアドバイスします.

目次

はじめに
第1章 「結婚」にまつわる現状と問題
結婚するってどういうこと?
あたりまえじゃなくなった結婚
大学の授業で結婚を学ぶ?
結婚しない、できない人が増えている!
結婚する年齢が遅くなっている!
深刻な日本の少子化
日本の人口がどんどん減っている!
日本は少子「超」高齢社会
医療保険が破綻する?
年金制度が破綻する?
何人の高齢者を支え、何人の若者に支えられる?
働き手がいなくなる?
お国のために、結婚し、子どもを産む?
第2章 結婚する理由、結婚したい理由
大切な家族ができる
結婚は食事のようなもの
相手を喜ばせる喜び
結婚は人生最大の成長の場
結婚はいい!
結婚すれば手に入るもののほうが多い
結婚して身につく力
第3章 結婚しない理由、結婚したくない理由
当たり前ではなくなった結婚
結婚したくてもできない経済的事情
子どもを自立させない親
高学歴化で婚期が遅くなる
女性の社会進出と経済的自立
何も困らない便利な生活
やりたいこと、できることが増えた
結婚に憧れが抱けない
子どもをかわいいと思えない
お見合いに対するネガティブな意識
晩婚化、非婚化の問題解決の難しさ
第4章 パートナーを選ぶ際に考えておくべきこと
恋人の条件、結婚相手の条件
これだけは絶対にイヤという具体的な行動
経済力の現実
大切なのはお金の使い方
「もらおう族」と「くれない族」
容姿も大切、でも……
外見で笑うことはあっても、泣くことはない
デートDVの現実
女性がDV加害者にもなる
DVをしたくなる心理とアダルトチルドレン
モラルハラスメントの現実
意外に重要な結婚相手の条件
第5章 子どもが欲しいのであれば知っておくべきこと
結婚適齢期? 出産適齢期?
加齢とともに低下する妊孕力
高齢出産ってどういうこと?
不妊症ってどういうこと?
不妊治療ってどういうことをするの?
不妊治療ってどれくらいお金がかかるの?
第6章 思い描く人生を実現していく力
仕事も恋愛・結婚もすべては自分次第
人生を豊かにする人生の段取り力
人生の損失を減らすリスクマネジメントの力
結果を生むための行動力
仕事も恋愛・結婚もすべては人間関係形成能力
目の前の人を喜ばせる力
人間関係の基礎はコミュニケーションの力
相手の話をしっかりと聞く力
相手の人生を応援する質問の力
あなたの印象を決める笑顔の力
相手のよさを認める、褒める力
優しさを表現する家事の力
第7章 離婚しないための離婚の現実
離婚したくて結婚する人はいない
離婚の原因
結婚は簡単、離婚は大変!
さらに大変な離婚した後の生活
タカラモノの子どもに会えなくなる
離婚して人生が劇的にすばらしくなることはない
問題が起きたら二人で乗り越えていける
おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bakky

14
客観的なデータをもとに分析されている。なるほどと思うこともあるけれど、人生にいかしていけるかはちょっと疑問。しかし、「年収400万の男性を理想とする女性は約40%いるが、その年収の男性は5%しかいない。あなたはその5%に入る魅力はありますか?」にはなるほどと思った。2015/09/11

ゆき

6
結婚できない、しない人が増え居ている。「私、結婚できないんじゃなくってしないんです」というドラマもあります。確かに女性は働けと言われ続けているのでしょうがない気もします。子供を産むとキャリアが失われるのもイタイ!!!晩婚化はまだまだ進むよー。2016/06/13

よしひろ

6
非婚化・晩婚化が進む現代、婚学は重要だと思った。2016/04/08

23歳男性

5
「傷つくことを恐れて、告白できないような大学生が、将来、社会人となりクリエイティブな仕事をバリバリできるようになるとは思えません。飛び込み営業ができるなんて思えません。リスクテイクする覚悟、そして失敗したとしても、そこからもう一度立ち上がる力が、仕事にも、恋愛、結婚にも必要なのです」(P.10)が印象に残った。「大学生」の箇所は「人間」に読み替えたっていい。自分がかわいくて、傷つくことを怖がるのはすごくわかる。だけど傷ついても終わりじゃないのよ。そこから立ち直っていく能力を身に着けていけばよい。2023/06/07

ブルーツ・リー

5
大人になれば、ある程度「当たり前」として身に付く価値観の紹介が多かったように思う。 例えば「完全な人間は居ないから、高望みしすぎていては結婚はできない」とか。 それ以外にも、世の中の「当たり前」として機能している、保守的、伝統的価値観による恋愛観、結婚観の紹介が多かったように思われるが、しかし、中学高校生辺りをターゲットにしている本で、最初からリベラルでぶっ飛んだ恋愛を教える訳には行かず、高校生まで、の本としてはいいのかな、とは思う。 多様な恋愛観、人生観は、基本を身に付けてから学んでも遅くはない。2022/11/19

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