日本経済新聞出版<br> ものづくりからの復活―円高・震災に現場は負けない

個数:1
紙書籍版価格
¥3,080
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日本経済新聞出版
ものづくりからの復活―円高・震災に現場は負けない

  • 著者名:藤本隆宏【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 日経BP(2020/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532318055

ファイル: /

内容説明

極端な円高対応による工場の海外移転、過剰な震災リスク対応による効率の低下――。日本のものづくりの強みを殺す経営を黙認は出来ない! ものづくり経営研究の第一人者が危機の時代に選択すべき戦略を大胆に提示。

製造業経営の名著とされるロングセラー『日本のもの造り哲学』以来の単著。ものづくり経営に関する俗説を覆す内容で、意外性に満ちています。

目次

第1章 それでも良い現場を日本に残そう--全体の俯瞰
第2章 現場の理論--ものづくり経営学の広がり
第3章 ものづくり現場の虚像と実像
第4章 サプライチェーンの危機と復旧
第5章 原発事故後の電力供給--ものづくりの視点から
第6章 現場発の国家戦略
第7章 草の根イノベーションとインストラクター
終章 日本に良い設計・良い流れ・良い現場を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

14
なんでも「数値化」しろといわれる現在の会社では能力構築競争の成果を証明しろと言われると難しいかも。数値化が難しいから。経営者に現場を大事にというが、大事にするとはどういうことかはさらに難しいな。甘やかすことではないし・・・。いずれにしても金を稼ぐのは甘くはないな、やはり。当たり前だけど。2014/01/26

メタボン

9
☆☆☆☆ コストを増やさずサプライチェーン断絶を防ぐ「バーチャル・デュアル化」はBCP(事業継続計画)のうえでも効果的。北海道と静岡で緊急時の連携体制の覚書を締結した企業も出始めた。モジュラー(組み合わせ)型の中国・新興国に対して、インテグラル(すり合わせ)型で優位性ある日本のものづくり産業。最近は劣勢にあり、産業空洞化論も叫ばれているが、著者の主張の通り、ここは踏みとどまり、日本の良い現場、良い設計の流れを残していくことが大事。アベノミクスの成長戦略も、この点を踏まえ、設備投資減税を促進してほしい。2014/07/23

Thinking_sketch_book

8
まぁまぁです。学者本のため、抽象的で固い導入部が特に読みづらいです。ですが何点か面白い切り口もあり、途中何回も挫折しそうになりましたが最後まで読んで良かったと思いました。確かに日本の生産性の高さは強みであり、日本国内のあらゆる分野に水平展開する事は重要です。またそういう強みを忘れ、風潮に流され、安易に海外展開するのは非常に危険です。であるが故に、無駄な事を書かずに本書で言いたい良い設計、良い流れをもっと分かりやすく説明して欲しかった。2012/10/21

ミッキー

1
現場踏査を通して提示される「現場主義」理論は説得力がある。これから自分が進むべき方向を考えるに際して、頭が良く整理されるフレームだと思いました。また、イノベーションについても現場視点のまとめがされており、参考になりました。良い現場を残すべく、流れを良くして競争力を高めたいです。2013/03/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4845038
  • ご注意事項