内容説明
昭和30年代ブームの仕掛け人の初エッセイ! ――銭湯、駄菓子屋、紙芝居。ラムネに鯨肉、コッペパン。ガリ版先生、東京オリンピック。メンコにチャンバラ、プラモデル。テレビは正座で、プロレス・ブーム。走るはオート三輪、乗るはボンネットバス。「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代考証を手がけた、昭和30年代ブームの仕掛け人による、初の自伝エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マドロス
35
懐かしいもののオンパレード。解説のなぎらさんが書いているように、当時を振り返りながら話をするための本なのだろう。ぜひビジュアル版を見てみたい。2017/07/12
kinupon
33
昭和の時代の入門書的な本です。解説のなぎらさんが良い味出してますね。2015/12/10
つちのこ
4
講談社文庫版2007年9月刊。1950年生まれの著者は私より少し上の世代だが、これを読むと昭和を過ごした体験はそれほどブレていない。昭和39年の東京オリンピックを境に高度成長の波にもまれた世相にもかかわらず、子供を取り巻く生活環境は急激に変化することもなくゆっくりと時は流れていたように思う。遊び道具もノコギリやトンカチで自分たちで作ったし、夏休みは昆虫採集セットの注射器で採集した虫にブスリとやった。夏休みの宿題は後回しにして毎日遊びこけていた。もう戻ることができない昭和30年代、たまらなく懐かしい。2007/10/17
ちょーのすけ
1
著者と自分との年代が少し離れているからなのか、ちょっと期待はずれの感。扱っている内容はいいのだけれど、著者の文章に味わいがないのが問題なのかな。なぎら健壱の解説が大変な名文に思えてしまうぞ。2010/01/16